長島愛生園。と言ってもこの名前は広く知られてはいません。正式には国立療養所長島愛生園と言い、岡山県瀬戸内市邑久町虫明に位置する国立ハンセン病療養所です。ただし、現実には「ハンセン病」を患ってここで生活している人は今現在はいません。ハンセン病は戦後間もなく ...
カテゴリ: 歴史のお話
岡山を占領したのは米軍だけではなかった。連合軍占領のもう一つの顔
昭和20年夏、日本の敗戦ののち、連合軍がやってきて占領下におかれました。・・・というのは誰もが知っている歴史的事実です。しかし連合軍とは何でしょうか。漠然と米軍のことだと思っていました。厚木飛行場に降り立ったマッカーサー元帥の姿のインパクトの強烈さからつい ...
宇治を旅していると「宇治十帖」の切なさが身に染みた
京都から電車で20分余りのところにある宇治。ここは平等院があることでも知られており、世界遺産の街としても有名です。そして『源氏物語』の最終編「宇治十帖」の舞台でもあります。平等院の朱塗りは、冬の薄曇りの空の下では華やかさよりも静謐さを帯びます。鳳凰堂を前に ...
してやられたゲーリング、フェルメールの贋物にひっかかる
ゲーリングというと、ヒトラーに次ぐナチスのNo.2であることが知られています。ドイツ空軍総司令官であり、最終階級は全ドイツ軍で最高位の国家元帥でした。そのゲーリングは美術品収集に強いこだわりがあり、第二次世界大戦が始まると、占領地域から数々の美術品を略奪した ...
ユダヤ人がそこにいると知りつつ密告しなかったオランダ人のお話
アンネ・フランク一家がアムステルダム中心部の隠れ家に2年余りにわたって潜伏生活を続けていたのは有名な話です。結局密告によってそのことが発覚し、強制収容所から生還できたのはアンネの父オットーのみでしたが・・・。オットーはアムステルダムに戻り、近所の人からある ...
孤独を恐れない心──『菜根譚』が示す「長い目で生きる」という智慧
『菜根譚』。なんじゃそれは。あまり知られていない本です。タイトルから察するに園芸の話でしょうか。私も最初はそう思っていました。全然違いました。『菜根譚』(さいこんたん)とは、中国明代末期に洪自誠(こうじせい)が著した「人生いかに生きるべきか」を説く処世訓 ...
西洋絵画に描かれた子供がかわいくない件。理由はどうして?
美術館に行っていろいろな絵画を見ていると、あることに気づきます。なぜか子供たちがかわいくないのです。子供というか、小さな大人というか、リアルに描かれ過ぎていて、見ていてギョッとなるような・・・。とくに中世~ルネサンスあたりの作品がそんな感じです。実は西洋 ...
孟母三遷の教えを現代風に考察してみた。
中国の故事に「孟母三遷」という有名な話があります。漢文の授業とかで習わなかったでしょうか。孟子の母が、子どもの成長にふさわしい環境を求めて三度住まいを変えた、というあれですね。墓地の近くでは子が葬式の真似をし、市場の近くでは商売の真似をする・・・。これは ...
哲学で食べていけるかという問題。食べていける
哲学で食べていけるのか?そういう疑問が湧いてくることがあります。これは大昔から繰り返されてきた問いのようです。古代ギリシャの哲学者、タレスも同じことを質問されました。「円の直径に引いた線分を底辺とする円周角は必ず直角(90度)になる」っていう定理を発見した ...
ゴッホが生涯抱え続けた生きづらさとは? 作品と性格から読む人生
ゴッホ。この名前を知らない人はいないでしょう。生前に売れた絵画はたったの1枚。しかし死後急速に名声が高まり、今ではアムステルダムに彼の作品を専門とする美術館が開館しています。日本でもゴッホをテーマとする展覧会が開催されれば大混雑は必至。かほどまでに生前と死 ...









