「何となれば、詮索好きな人間はみな悪意を抱いているからだ」。これは紀元前200年頃に活躍したローマの喜劇作家プラウトゥスの作品「ステックス」に見られる台詞です。しかし、この場所は詮索好きの有象無象で一杯だ。この連中ときたら、他人の疝気(せんき)を自分の頭痛に ...
カテゴリ: 歴史のお話
カリオストロ伯爵って詐欺師だったんだ!
「ルパン三世 カリオストロの城」。1979年の名作映画は今なお色褪せない名作とされています。美しい姫君をカリオストロ伯爵の魔手から救い出そうとルパンが奔走する・・・。そして最後に銭形警部が「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました・・・あなたの心です!」、この台詞 ...
マザー・テレサの名言が引き寄せの法則みたいだと思った
マザー・テレサはその長い生涯の中で数々の業績を残し、また多くの名言が伝わっています。とくに有名なものがこちら。「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣にな ...
人類初のバブル経済。それはチューリップから始まった
17世紀前半のオランダで起きたチューリップバブルは、世界最初の投機バブルとして知られています。チューリップはもともとオスマン帝国から伝来した珍しい花で、とりわけ花弁に不規則な模様が入る希少品種は、上流階級のあいだで強い憧れの対象となりました。当初は純粋な鑑 ...
「フリードリヒ大王のフルート・コンサート」に見る忖度しない側近たち
「フリードリヒ大王のフルート・コンサート」という絵画があります。作者はアドルフ・メンツェル。ドイツにおける19世紀の代表的な画家の一人で、線画、エッチング、および絵画で作品を残しています。あまり有名な画家ではありませんが、「フリードリヒ大王のフルート・コンサート ...
シェーンブルン宮殿に住みたい! → 可能でした
ヨーロッパを旅して、ヴェルサイユ宮殿とかシェーンブルン宮殿を訪れるたびに、「ああ、こういう宮殿に暮らすことができたらな」と夢想するのが常です。実際に暮らしてみたら夏暑くて冬寒い、広すぎて電気代がものすごくかかる、というのが関の山ですが、1か月くらいなら住め ...
「大原美術館があるから倉敷は空襲の対象にならなかった」説は間違いでした
岡山県倉敷市。ここには大原美術館という美術館があります。実業家・大原孫三郎が画家・児島虎次郎に絵画の買い付けを依頼し、モネやゴーギャン、ルノワール、さらにはエル・グレコといった名品がコレクションに収められています。開館当初は西洋絵画を鑑賞するという行為が ...
歴史では終わらない隔離の記憶:国立療養所長島愛生園を歩く
長島愛生園。と言ってもこの名前は広く知られてはいません。正式には国立療養所長島愛生園と言い、岡山県瀬戸内市邑久町虫明に位置する国立ハンセン病療養所です。ただし、現実には「ハンセン病」を患ってここで生活している人は今現在はいません。ハンセン病は戦後間もなく ...
岡山を占領したのは米軍だけではなかった。連合軍占領のもう一つの顔
昭和20年夏、日本の敗戦ののち、連合軍がやってきて占領下におかれました。・・・というのは誰もが知っている歴史的事実です。しかし連合軍とは何でしょうか。漠然と米軍のことだと思っていました。厚木飛行場に降り立ったマッカーサー元帥の姿のインパクトの強烈さからつい ...
宇治を旅していると「宇治十帖」の切なさが身に染みた
京都から電車で20分余りのところにある宇治。ここは平等院があることでも知られており、世界遺産の街としても有名です。そして『源氏物語』の最終編「宇治十帖」の舞台でもあります。平等院の朱塗りは、冬の薄曇りの空の下では華やかさよりも静謐さを帯びます。鳳凰堂を前に ...









