ヴァイオリンの弓って何本持ってるといいのでしょう?ケースによっては2本とか、4本とか、複数の弓を収納できるようになっています。人によっては曲や使うシーンによって弓を使い分ける人もいるようですね。古楽にこだわる人は、バッハやヴィヴァルディを演奏するときは普通 ...
カテゴリ: ヴァイオリンのこと
バッハの楽譜。書かれている内容は出版社によって微妙に違う件
別にバッハに限った話ではありませんが、楽譜の細かい内容は出版社によって違っていることはよくあります。これは原典版、校訂版などの違いによるものです。たとえばバッハの時代にはピアノという楽器がありませんでした。代わりに普及していたのがチェンバロで、響きは現代 ...
バッハ『無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ』を弾く。重音らしき場所での注意点
バッハの代表作のひとつ『無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ』では、重音奏法がいろんなところに顔を出し、演奏者を手こずらせます。ヴァイオリンはもともと旋律楽器で、きれいなメロディを奏でるときに「らしさ」が現れます。一応コード(和音)を弾くこともできま ...
フィギュアスケートにも使われていたヴォーン・ウィリアムズ「あげひばり」。のどかな佳品です
ヴォーン・ウィリアムズは20世紀に活躍したイギリスの作曲家で、イングランドやウェールズなどの民謡に触発された作品を多く残しています。「タリスの主題による変奏曲」や「富める人とラザロの五つの異版」、「グリーンスリーブスによる幻想曲」などが特に有名ですが、ヴァ ...
ヴァイオリニストは聖人君子じゃない。アルコール中毒になることがある
燕尾服や華やかなドレスに身を包み、オーケストラをバックにスポットライトを浴びてベートーヴェンやメンデルスゾーンの協奏曲を演奏する・・・、ヴァイオリニストというとそういうイメージがあると思います。白鳥は見えないところで足掻いているというたとえ話のとおり、華 ...
ローラ・ボベスコの音色がいい味を出している。もっと聴かれるべきである
ローラ・ボベスコってあまり知られてないヴァイオリニストです。タワーレコードの紹介ページにはこう紹介されています。1919年8月9日、ルーマニアのクレーヨーヴァー生まれのヴァイオリニスト。2003年9月4日没。父にヴァイオリンの手ほどきを受け、6歳で演奏会を開く。その後 ...
フルニエというヴァイオリニストのモーツァルト『ヴァイオリン協奏曲第3番・5番』、きわめて貴重
フルニエって、チェリストじゃないの? と思う人が大多数だと思います。自分もそう思っていました。チェロの貴公子と呼ばれたフルニエはハイドンやドヴォルザークのチェロ協奏曲やバッハの無伴奏チェロ組曲など、数々の気品あふれる音色に満ちた名盤を残しました。が、その ...
バッハ『無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ』にすぎやまこういち先生を感じてしまう
ヴァイオリンには4本の弦があり、通常の弓を使うと2つか3つまでしか同時に音を出すことができません。バロック弓という、一般にはほとんど販売されていない弓を使えば4つまで出せるようなのですが、そもそも使っている人はプロ奏者でもまず見かけません。いるとすれば古楽奏 ...
バッハの『無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ』は死者のための音楽か
ヴァイオリニストなら避けては通れない曲であり、そして最後に到達すべき曲であり、そして何度でも戻ってこなければならない、バッハの『無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ』。とくにパルティータ第2番の「シャコンヌ」はヴァイオリン無伴奏曲の最高峰であり、1720年に ...
ヴァイオリン演奏の不思議な指使い記号。四角や丸で囲まれた数字の意味とは
ヴァイオリンを演奏していると、指使いに関する数字が書かれていることがあります。たとえばこういうやつです。このミとファの上に2という数字が書かれていますね。これは2の指=中指を使って演奏しなさいという手引です。普通ミの音は1の指=人差し指を使って音を出しますが ...