イタリア・クレモナといえばヴァイオリン作りの名匠ストラディヴァリを始めとするヴァイオリン製作のメッカです。私がとあるヴァイオリン販売店の方から聞いた話では「しかしながら彼の死後、クレモナにおけるヴァイオリン製作の伝統は次第にやせ細っていってしまった。しか ...
カテゴリ: ヴァイオリンのこと
非科学的なヴァイオリンの音程の話。曲の内容が固まってくると音程も固まるらしい
ヴァイオリンの世界にはいろいろと非科学的な? 話が結構あります。まあそれ以上に理不尽な話もたくさんあるんですけどね・・・。理不尽なといえば、まず音程が安定しません。子供の頃にピアノを練習していた人なら、音程を確保することはそれほど難しいことではないのかも ...
ブルーノ・ワルター指揮、フランチェスカッティ独奏のモーツァルト『ヴァイオリン協奏曲第3番、4番』は注目すべき名盤だと思う
ブルーノ・ワルター。1876年生まれ、1962年没の指揮者です。もう亡くなって60年以上が経過しており、彼の名前や録音が言及されることも段々少なくなってきました。昔はモーツァルトやベートーヴェン、マーラーといえば彼の録音、とくに戦後にコロンビア交響楽団とのステレオ ...
ヴァイオリンの教本の表紙はなぜださいのか?
毎日見ているので「ああそうかな」くらいにしか思わなくなってしまうのですが、改めてヴァイオリンの教本とか音階練習の本の表紙を眺めてみると、あることに気づきます。ださい。表紙が。ヴァイオリンを弾く人ならみんな持っている(たぶん)、小野アンナ著「ヴァイオリン音 ...
ChatGPTでイラストレーターはいらなくなってしまうのか?
めきめきと使える奴になっているChatGPT。私なんかよりもきっと有能ですから、職場に進出してきた日にはすぐにでも仕事を強奪して私を窓際に追いやってしまうこと間違いないでしょう。むしろそっちのほうが楽して給料がもらえるからいいのかもしれません。たとえば「ヴァイオ ...
ヴァイオリンの音程感覚とかいう非科学的な感覚
これまでこのブログで我ながら呆れるほど「ヴァイオリンは難しい。やめとけ。挫折する。後悔する」みたいなことを書き散らしてきました。私はエレキギターを一時期同時並行で弾いていたこともありますが、ヴァイオリンのほうが圧倒的に難しかったです。ギターの曲はパワーコ ...
工藤新一(名探偵コナン)のヴァイオリンの弾き癖とはどんな癖なのか
名探偵コナンこと工藤新一はヴァイオリンが弾けるという設定になっています。コナン・ドイルが作り上げたキャラクターであるシャーロック・ホームズもヴァイオリンが弾けるので、これに準じたのでしょう。劇場版『戦慄の楽譜(フルスコア)』では、ピアニスト(のちオルガニ ...
日々の肩当ての着脱のせいでヴァイオリンのニスが剥がれる問題
ヴァイオリンを弾く人なら誰でも知っていることですが、ヴァイオリンというのは膠で部品がつながっています。接着剤ではありません。膠です。タンパク質と水で構成されています。しかし高い接着性を誇るため、ちょっとやそっとでは剥がれ落ちることはありません。その一方で ...
メロディに注目してはいけない「シャコンヌ」
ヴァイオリニストなら一度は人前で演奏してみたいのがバッハの「シャコンヌ」です。無伴奏曲である以上、たった一人で舞台に立ち、およそ15分にわたって難しい技巧の連続を次々とクリアしなければなりません。「シャコンヌ」が入っているのはパルティータ第二番ニ短調。「シ ...
ヴァイオリニストとファンの幸せな関係
有名演奏家ともなればバブル景気のごとく連日演奏会が開かれたりCDがベストセラーになったりTV番組に出演したりと大忙しです。大指揮者ともなると午前にロンドンでレコーディング、飛行機でパリに移動して夕方はオーケストラの演奏会を指揮、なんていうこともあります。随分 ...