コンサートやミュージカル、演劇などではS席、A席、B席、C席などと舞台との距離や演者の見え方、音の聞こえ方の違いによって座席のランクを区別し、また価格にも差をつけているものです。たとえばS席が1万円ならA席は7千円、B席は5千円、C席は3,500円といったふうに。この他 ...
カテゴリ: 音楽
東京国際フォーラムは座席幅は広くて助かるが音響が微妙だ
有楽町駅から徒歩1分の場所に立地するのが東京国際フォーラムです。ここはライブだったり講演会だったり展示会だったりと様々な催しが開かれます。ただし、オーケストラのコンサートを開催するにはキャパが最適とは言えないこと、コンサート専用の音楽ホールではないため音響 ...
ピカソの絵画を所有していたホロヴィッツ
ホロヴィッツといえば20世紀を代表するピアニストです。義理の父がトスカニーニというところからしてただ者ではありません。ホロヴィッツは、その卓越した技術で知られていました。特に速いパッセージや複雑な和音、ダイナミックなコントロールにおいて他の追随を許さない演 ...
バッハの「G線上のアリア」は葬送の音楽なのか
バッハの「G線上のアリア」といえば、ヴァイオリニストがぜひともレパートリーに加えておくべき名曲です。ウィルヘルミというヴァイオリニストが、バッハの「管弦楽組曲第3番」の「エア」をヴァイオリンのG線だけで演奏できるように編曲したことから「G線上のアリア」という ...
傲慢さに呆れる? R.シュトラウス『英雄の生涯』
リヒャルト・シュトラウスは『死と変容』『家庭交響曲』『アルプス交響曲』『ツァラトゥストラかく語りき』など沢山の交響詩を残しています。最も有名なのが『英雄の生涯』ですが、「英雄」とは自分のこと。自分がまず登場し、アホな評論家が現れ、自分のことを分かってくれ ...
感想:新国立劇場バレエ団「人魚姫 ~ある少女の物語~」
新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演となった「人魚姫 ~ある少女の物語」。上演は2024年7月27日(土)~30日(火)であり、私は27日(土)の16:30~の回を鑑賞しました。この作品は「こどものためのバレエ劇場2024」と銘打って制作されたものであり、当たり前ながら子供 ...
音楽家として、演奏を求められてもNOと言うことの大切さ2
以前の記事で、チャイコフスキー・コンクールのヴァイオリン部門で日本人として初の1位に輝いた諏訪内晶子さんが、演奏活動を継続するということは身を削ることだということに気づいてコンサートを行わなくなり、研鑽を積むためにアメリカに留学したということを書きました。 ...
音楽家として、演奏を求められてもNOと言うことの大切さ
この世で難しいことは色々あります。甲子園に出ること、金メダルを取ること、芥川賞を取ること、100mを8秒で走ること、フルマラソンで2時間を切ること、大統領になること、宇宙へ行くこと、火の中で暮らすこと、水の中で生活すること・・・。この中には無理なものももちろん ...
バッハの音楽が重苦しいのはなぜだろう?
ほぼ同じ時代を生きたヘンデルとかヴィヴァルディと比べると、バッハの作品は、完成度こそ抜きん出ているものの、どうしても重苦しくて最後まで聴いてらんないよ、という気分になることが多いのもまた事実です。たしかに『マタイ受難曲』とか『無伴奏ヴァイオリン・ソナタと ...
チェンバロは痛車なのかもしれない
痛車。ウィキペディアによると、「痛車(いたしゃ)とは、車体に漫画・アニメ・ゲームなどに関連するキャラクターやメーカーのロゴをかたどったステッカーを貼り付けたり、塗装を行うなどして装飾した自動車」のことを言います。秋葉原とか、大阪の日本橋に行くとそういう車 ...