2020年6月というコロナの超序盤に開業した向こう見ず(?)な東京ガーデンシアターは横に広く、ほとんどの座席からそれほどの距離を感じずにステージを眺めることができるいいホールです。最寄り駅がりんかい線国際展示場駅またはゆりかもめ有明駅であり、ちょっと微妙な場所 ...
カテゴリ: 音楽
森麻季さんの空気を一変させる歌声。音楽はやはり生演奏でなくては
2022年6月18日、ルネこだいらにて行われた森麻季さんのソプラノ・リサイタル。森麻季さんの歌声を耳にするのは3年ほど前に東京オペラシティでのリヒャルト・シュトラウス『四つの最後の歌』以来でした。かなり久しぶりでしたが、やはり誇り高くも流麗な歌声は私が憶えている ...
【感想】新国立劇場バレエ『不思議の国のアリス』、観ないという選択肢はなかった
2011年に英国ロイヤル・バレエ団で初演された『不思議の国のアリス』がこのたび新国立劇場で上演されました。作品自体はもう説明は不要でしょう。ルイス・キャロルの有名な原作に音楽と踊りをつけるとこうなった・・・と言ってしまえばそれだけですが、音楽、踊り、舞台美術 ...
名曲のわりに無視されがちなモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第6番、第7番
ヴァイオリンを習う人なら、いつかどこかで通る道であるモーツァルトの『ヴァイオリン協奏曲第3番』、同じく第4番、第5番。コンクールでもこの3つのうちどれか一つを選んで演奏せよ、ということになりがちです。音楽系の学校の入試でも課題曲によく採用されています。それだ ...
ぴあアリーナMMのシート幅が狭くて苦痛だ!! 調べてみたら案の定狭かった!
記事タイトルのとおり、みなとみらいに2020年にオープンしたぴあアリーナMMのシート幅が狭くて苦痛です!! 私はこれまで東京、横浜の色々なホール・アリーナを訪れたことがありますが、ここは自分史上最低ランクつまり「苦痛」とも言える狭さでした。え、お前がデブなだけ ...
読売日本交響楽団第247回日曜マチネーシリーズ。聴かないという選択肢はなかった
2022年5月29日(日)、池袋・東京芸術劇場にて行われた読売日本交響楽団の第247回日曜マチネーシリーズ。指揮=上岡敏之ヴァイオリン=レナ・ノイダウアーメンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」 作品95メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64チャイコフスキー ...
宇野昌磨選手の来季フリー曲「G線上のアリア」、どんな曲か
2022年5月24日(火)のスポーツ報知ではこのように報道されています。フィギュアスケート男子で、3月の世界選手権で金メダルを獲得した宇野昌磨(トヨタ自動車)が24日、音声配信サイト「Now Voice」で来季のフリープログラムの曲名について「G線上のアリア」と ...
ジャクリーヌ・デュ・プレの子供のころ。ワイと才能が段違い、でもクラスから仲間外れだったのはワイと同じ
世の中には神童と呼ばれる子どもたちがいます。典型的なのがモーツァルト。彼の才能を見抜いた父レオポルドはドイツ、イタリア、フランス、イギリスと様々な国へ息子を連れていき、各国の音楽様式を九州させました。才能に理想の環境そして最高の教育が組み合わさればもはや ...
吹奏楽コンクールの批判。技術一辺倒だというのはある意味正しい
野球なら甲子園のように分かりやすい目標があるものです。吹奏楽部の場合にもコンクールがあり、地区大会、全国大会・・・と勝ち進んでいくことを目指す強豪校もあるはず。優秀な奏者はそのまま音楽大学へ進んでいくのでしょう。ただ、音楽を点数で評価するというのは難しい ...
『くるみ割り人形』のパ・ド・ドゥが見ていて悲しくなる理由とは。チャイコフスキーはきちんと計算していた
クリスマスシーズンになるとどこのバレエ団もこぞってチャイコフスキーの名作『くるみ割り人形』を上演します。それもそのはず、クリスマスの物語ですから当然ですよね。それとバレエ団にとっては他にないドル箱なので、ここでしっかりと収益を上げておくことで前衛的な作品 ...