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友だちいないもぼっちも同じ状態なのに、ぼっちという言葉のほうが圧倒的に使われているようです。

この季節は入学式シーズンです。こちらの記事では入学式のぼっち状態に困る新入生の姿をとりあげていました。

    「さっき入学式だったんだけどぼっち極まりすぎてしにました」
    「入学式ボッチ参戦 味方はパパママだけ!」
    「入学式、ただ今ぼっちです スマホの充電のヘリが早い」
    「入学式でぼっち嫌だから今更大学垢作成」
 中には、3人で撮った写真を掲載しながら、
    「左2人はニセ入学生です。一緒に入学式出てくれたから、ぼっち回避笑」
 という、ぼっちが怖いあまりに友人を動員している学生までいた。

友だちいないことをそんなに恐れている背景には、SNSの急速な普及があると思います。
SNSでよくある投稿が、「友だちと何々をした」という内容のものです。
そういう投稿を数多く見ていると、友だちいない=悪いこと、というマインドセットになっても不思議ではありません。

昨年から「忖度」という言葉をよく聞くようになりました。10年前は「空気を読め」でした。
言っていることは同じことで、つまるところ「仲間の和を乱すな」だと思います。
仲間の和を乱すな。つまり周りに合わせろ。
ぼっち(筆者)には、どうしてもそこに閉鎖的な空気を感じ取ってしまいます。
SNSで繋がっている姿を盛んにアピールし、仲間内の空気を大切にしている学生たちの姿が、「忖度」により「あるべき業務の姿」よりも「閉じられた人間関係」を重視してしまう日本のサラリーマンと重なって見えてしまいました。