前回の記事で、「移動のムダ」について触れてみました。
ぼっちは、トヨタ生産方式の「7つのムダ」のうち、「運搬のムダ」は日々の生活に置き換えると「無駄に移動しない」ことで時間効率が上がり、生活の質も上がることを実感しました。

では、日々の生活の中で、どうすれば移動のムダを省けるでしょうか。
いくつか書き出してみたいと思います。参考になれば幸いです。

1.通勤は短く
ぼっちは今多摩地方に住んでいますが、現在の職場まで自転車で10分です。
東京に暮らしている人の平均通勤時間は1時間程度かかっているらしく、ぼっちは通勤の面では恵まれた状況にあると思います。
横浜から多摩に引っ越す時に「移動のムダを少なく」をコンセプトに物件を決めたのが、毎日の通勤で苦労しなくて済んでいる背景にあります。
新生活を始める方は、「通勤時間を短く」を意識して物件探しをしてみるといいと思います。

実際問題、ぼっちと同じようなことを考える経営者は多いらしく、「会社の近くに住んだら住宅補助を出す」のような福利厚生制度を設定している企業もあります。
たとえばクックパッド
「通勤ストレスの緩和を目的として、会社から1.5km圏内に居住する社員は毎月3万円を上限に住宅補助を受けることができます。また、会社から1.5km圏内に初めて引越した場合、近距離奨励金として20万円が支給されます」。
こう書くと「会社の近くに住まわせる=毎日深夜まで社員を働かせるつもりだろう!」と言う人が必ず出てきます。通勤時間が短いことのメリットを体感したことがないのでしょうね・・・。

・・・え。都心に住むほうがおしゃれ? 毎日渋谷や六本木に行くわけじゃないでしょう。せいぜい土日だけでしょう? でも通勤は月曜から金曜まで発生しますよ。よーく考えてくださいね。

2.買い物に行かない
アマゾンで買いなさい。以上。

本やCDなど、「どこで買っても同じ」なら、アマゾン発注でOKでしょう。商品の方から来てくれます。「その商品を買うために店を探してウロウロする」時間をカットできます。

3.出かけない
そもそも「休みの日にどこかへ出かける」って、そんなに価値のあることでしょうか。(これはぼっちの極論かもしれません)

映画、ショッピング、観劇、、、色々ありますが、ある程度数をこなしてくると「何をやっても同じ」になってくる瞬間が訪れます。そうなってくると、むしろ「やらないほうが得」じゃないでしょうか。

ぼっちの場合、クラシックを聴いて20年になるため、コンサートのチラシを見ただけで「ああこういう内容だろうね」と大体見当がつくようになり、結局コンサートホールへ足を運ぶ回数が減りました。
(事実、予想を上回る演奏かもしれないから、行ってみようと思って足を運んだにも関わらず、良くも悪くも予想通りの内容だったこと多数)

あえて「出かける」を辞めたぼっちは、代わりにフルマラソン走破を目指して、ジョギングすることにしました。結果、出費が減り、体力が向上しました。失ったものは何もありません。「電車に乗って新宿へ行く時間」が「走る時間」に置き換わっただけです。

他にもムダを省く方法は色々あると思います。
引き続き、このことはお話してみたいと思います。