【九州大学】ひきこもり治療につながる画期的発見~「わがまま」ではなく体質か
という記事によると尿酸やHDLコレステロール値が、ひきこもりの人とそうでない人によって違いがあることが明らかになったそうです。

このブログは主としてぼっちをテーマにしていますが、関連する話題ということで今日はこのことについて触れてみたいと思います。

1.ひきこもりの治療について

ひきこもりが社会問題化していることは、ぼっち(筆者)の覚えている限りでは20年くらい昔から言われ続けていることでした。
まさに上記の記事にあるように、「親が甘やかしているからだ」といったような視点から語られがちでした。
今回、尿酸などの科学的数値を交えた研究が明らかになったことをきっかけに、親のせいではなくあくまでも一つの「科学的・生理学的背景を伴った一つの状態」だという認識が広まればひきこもりに対する対応も変わってくることが期待されます。


2.ぼっちが期待すること
ひきこもりや、ひきこもりとまでは言わないまでも筆者のような「ぼっち」は世の中に少ないのではと思います。
「空気読め」「忖度しろ」といった技能が重要視される日本では、一人きりであること、一人行動をすること、集団から離れることはそれだけで「空気を悪くする」こととしてマイナス評価となります。
学校の「集団給食」「部活」に始まり会社の「朝礼」「(大して面白みのない)飲み会」など、集団行動が重んじられている中、そこに嫌気がさしているのはぼっちだけではないと思います。

そこで!

人の性格、行動パターンは科学的に明確に分類されるものだということが証明されたらどうなるでしょう? 証明されないまでも、「どうやら科学的にはそうらしい」という認識が広まればどうでしょう?

「人は違っていて当然なのだ」
「違っていることを前提として行動しなくてはならないのだ」

ということを前提とした社会となるのではないでしょうか?
つまり空気を読め、といったようなまず集団ありきの発想からまず個人の差異ありきの発想へのシフトが発生するのではないでしょうか?

おそらく、ぼっちの生きているうちに人の性格や行動を明確に説明できるほど、科学は進歩していないと思います。
それでもぼっちは科学に期待したいと考えています。