世の中には「知っている人は知っているが、知らない人は知らない(当たり前)」という制度がけっこうあったりします。そして知らない人は本当に知らないし知る機会も与えられないのでずっと知らないままということもありえます。
美術館や博物館の入館料の割引制度もそのひとつ。案外、「〇〇を訪問した人はその入場券を提示すると、この美術館も割引になります」というルールがあったりします。私は帰宅してからそれに気づきました。ある日私は高松市を訪問し、玉藻公園や香川県立ミュージアム、高松市美術館、栗林公園を訪問しました。玉藻公園の中を通り抜けて香川県立ミュージアムへ行くと「玉藻公園の入場券があれば展覧会は割引になります」とインフォメーションで告げられたので正規料金よりも多少の割引価格で見学できたのでした。
その後高松市美術館、栗林公園を訪れ、正規料金で入場しましたが、帰宅してから玉藻公園のHPにこんなことが書いてあることに気づきました。
入園料割引制度
栗林公園・香川県立ミュージアム・高松市美術館相互割引
次の場合、各施設が割引料金で入園(入館)いただけます。
•玉藻公園に入園後、栗林公園、香川県立ミュージアム、高松市美術館へ入園(入館)する場合
•栗林公園、香川県立ミュージアム、高松市美術館に入園(入館)後、玉藻公園へ入園する場合
(注意)
日付入り入園(入館)券を各施設の受付にて御提示ください(入園又は入館日とその翌日に限り有効)。
個人料金のみ適用となります。
つまり高松市美術館、栗林公園は割引できたのに、それを知らなかったので損していたわけです。
この手の制度のやっかいなところは、「割引制度があります」と大々的に宣伝されているわけではないことです。今回のように、施設のホームページの片隅にひっそりと掲載されているだけだったりします。しかも、現地に行っても「ほかの施設の入場券をお持ちですか?」と必ず聞いてくれるわけではありません。
今回、香川県立ミュージアムでは玉藻公園の入場券を見せたので割引してもらえました。これはミュージアムの側から案内してくれたので知ることができました。しかし、その後に訪れた高松市美術館や栗林公園では、こちらから「相互割引はありますか?」などと聞かなかったため、普通に正規料金を支払いました。そして帰宅してから玉藻公園のホームページを眺めていて、「あれ、これ全部割引になったのでは?」と気づいたわけです。
もちろん、割引額そのものはそれほど大きくありません。数百円程度の話です。しかし、問題は金額だけではありません。制度が存在しているのに、それを知らないために利用できなかった、というところが妙に悔しいのです。
しかも、この制度は「知っていれば利用できる」という意味ではかなり公平なのですが、「どうすれば知ることができるのか」という部分では、必ずしも公平ではありません。たまたまホームページを隅から隅まで読む人なら気づくかもしれません。しかし、普通の観光客が「玉藻公園の入場券を持っていると、高松市美術館が割引になるかもしれない」と考えて調べるでしょうか。私にはかなり難しいと思います。
世の中には、このような「知っている人だけが得をする」制度が意外とたくさんあります。公共施設の割引、自治体のサービス、交通機関の乗り継ぎ割引、会社の福利厚生などもそうです。制度そのものは存在しているのに、利用者が知らなければ存在しないのとほとんど同じです。
そして「ホームページに書いてあります」と言われると、それ以上何も言えなくなってしまいます。確かに書いてある。でも、ホームページには大量の情報があります。そのすべてを利用者が読むことを前提にすると、情報を探し出す能力そのものが一種の参加条件になってしまいます。
今回の私は、玉藻公園→香川県立ミュージアムまでは割引制度を利用できたのに、高松市美術館→栗林公園では利用できませんでした。どうせなら最初に全部教えてほしかったところです。
とはいえ、数百円の損失で済んだことを考えれば、これも高松遠征の授業料だったと思うことにします。
次に高松へ行くことがあれば、今度は「このチケット、ほかの施設で何か割引にならないかにゃー」と、入場券を握りしめながらホームページを徘徊する怪しい観光客になっていることでしょう。
この手の制度のやっかいなところは、「割引制度があります」と大々的に宣伝されているわけではないことです。今回のように、施設のホームページの片隅にひっそりと掲載されているだけだったりします。しかも、現地に行っても「ほかの施設の入場券をお持ちですか?」と必ず聞いてくれるわけではありません。
今回、香川県立ミュージアムでは玉藻公園の入場券を見せたので割引してもらえました。これはミュージアムの側から案内してくれたので知ることができました。しかし、その後に訪れた高松市美術館や栗林公園では、こちらから「相互割引はありますか?」などと聞かなかったため、普通に正規料金を支払いました。そして帰宅してから玉藻公園のホームページを眺めていて、「あれ、これ全部割引になったのでは?」と気づいたわけです。
もちろん、割引額そのものはそれほど大きくありません。数百円程度の話です。しかし、問題は金額だけではありません。制度が存在しているのに、それを知らないために利用できなかった、というところが妙に悔しいのです。
しかも、この制度は「知っていれば利用できる」という意味ではかなり公平なのですが、「どうすれば知ることができるのか」という部分では、必ずしも公平ではありません。たまたまホームページを隅から隅まで読む人なら気づくかもしれません。しかし、普通の観光客が「玉藻公園の入場券を持っていると、高松市美術館が割引になるかもしれない」と考えて調べるでしょうか。私にはかなり難しいと思います。
世の中には、このような「知っている人だけが得をする」制度が意外とたくさんあります。公共施設の割引、自治体のサービス、交通機関の乗り継ぎ割引、会社の福利厚生などもそうです。制度そのものは存在しているのに、利用者が知らなければ存在しないのとほとんど同じです。
そして「ホームページに書いてあります」と言われると、それ以上何も言えなくなってしまいます。確かに書いてある。でも、ホームページには大量の情報があります。そのすべてを利用者が読むことを前提にすると、情報を探し出す能力そのものが一種の参加条件になってしまいます。
今回の私は、玉藻公園→香川県立ミュージアムまでは割引制度を利用できたのに、高松市美術館→栗林公園では利用できませんでした。どうせなら最初に全部教えてほしかったところです。
とはいえ、数百円の損失で済んだことを考えれば、これも高松遠征の授業料だったと思うことにします。
次に高松へ行くことがあれば、今度は「このチケット、ほかの施設で何か割引にならないかにゃー」と、入場券を握りしめながらホームページを徘徊する怪しい観光客になっていることでしょう。
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