岡山市立オリエント美術館で開催中の特別展「古代黄金の物語」。これは古代世界における様々な金(ゴールド)の装飾品に焦点を当てて紹介しているという秀逸な展覧会になっています。驚かされるのは2000年以上も昔のメソポタミアとか中央アジアとかで作られた器や貨幣が今なおその輝きを失っていないこと。同じ時代の鉄とか青銅の品々は朽ち果てているのに、なんとも不思議なものです。
そしてますます驚くことに、金というのは地球外の物質だということを初めて知りました。これは展示の説明文を読んで知ったことです。希少価値が極めて高いものだということ、地球に埋蔵されている量には限りがあることは知っていましたが、宇宙に由来するものだとは想像もしていませんでした。
「金は宇宙からやってきた」という話を知ると、普段見慣れている金というものが、急に不思議な存在に思えてきます。金は地球上に普通に存在している物質ですが、その金原子そのものが地球で作られたわけではありません。
金のような鉄より重い元素は、通常の恒星内部の核融合だけでは作ることができません。中性子星どうしの合体など、宇宙で起こる非常に激しい現象によって、金や白金などの重元素が作られたと考えられています。そうして宇宙空間に放出された物質が、太陽系ができる材料の一部になりました。つまり、地球上にある金は、地球が誕生してから地球内部で作られたものではありません。地球ができるよりずっと前に、どこかの宇宙で作られた金が、星間物質の一部として漂い、やがて太陽や地球を作る材料になったのです。
そう考えると、古代人が金を珍重していたことも、少し違った角度から見ることができます。古代メソポタミアでは、すでに金が装飾品や宝飾品として使われていました。人類は何千年も前から、金を掘り出し、加工し、身につけていたわけです。もちろん当時の人々は、金が中性子星合体などによって生まれたとは知りません。それでも、金の美しい光沢や、錆びにくく変色しにくい性質に特別な価値を感じていたのでしょう。
面白いのは、古代人が装飾品として身につけていた金と、現代の金地金に含まれている金が、原子というレベルでは同じだということです。数千年前の王族が身につけていた金の装飾品も、現代の金貨も、そのさらに根っこをたどれば、地球誕生以前の宇宙に行き着きます。しかも金は、地球上で簡単に新しく作れる物質ではありません。化学反応で別の元素から金に変えることはできず、人工的に核反応を利用して金を作ることはできますが、経済的にはほとんど意味がありません。
そう考えると、金というのは単なる「高価な金属」ではありません。人類が何千年も価値を認めてきた一方で、その正体は地球より古い宇宙の物質です。古代メソポタミアの人が金の首飾りを身につけていたとき、その金はすでに地球よりはるか昔から存在していたのかもしれません。
そう考えると、金の延べ棒を眺める目もちょっと変わります。あれは単なる財産ではなく、宇宙から地球へやってきて、何千年もの人類史をくぐり抜けてきた「宇宙のかけら」なのです。スゲー・・・。
金のような鉄より重い元素は、通常の恒星内部の核融合だけでは作ることができません。中性子星どうしの合体など、宇宙で起こる非常に激しい現象によって、金や白金などの重元素が作られたと考えられています。そうして宇宙空間に放出された物質が、太陽系ができる材料の一部になりました。つまり、地球上にある金は、地球が誕生してから地球内部で作られたものではありません。地球ができるよりずっと前に、どこかの宇宙で作られた金が、星間物質の一部として漂い、やがて太陽や地球を作る材料になったのです。
そう考えると、古代人が金を珍重していたことも、少し違った角度から見ることができます。古代メソポタミアでは、すでに金が装飾品や宝飾品として使われていました。人類は何千年も前から、金を掘り出し、加工し、身につけていたわけです。もちろん当時の人々は、金が中性子星合体などによって生まれたとは知りません。それでも、金の美しい光沢や、錆びにくく変色しにくい性質に特別な価値を感じていたのでしょう。
面白いのは、古代人が装飾品として身につけていた金と、現代の金地金に含まれている金が、原子というレベルでは同じだということです。数千年前の王族が身につけていた金の装飾品も、現代の金貨も、そのさらに根っこをたどれば、地球誕生以前の宇宙に行き着きます。しかも金は、地球上で簡単に新しく作れる物質ではありません。化学反応で別の元素から金に変えることはできず、人工的に核反応を利用して金を作ることはできますが、経済的にはほとんど意味がありません。
そう考えると、金というのは単なる「高価な金属」ではありません。人類が何千年も価値を認めてきた一方で、その正体は地球より古い宇宙の物質です。古代メソポタミアの人が金の首飾りを身につけていたとき、その金はすでに地球よりはるか昔から存在していたのかもしれません。
そう考えると、金の延べ棒を眺める目もちょっと変わります。あれは単なる財産ではなく、宇宙から地球へやってきて、何千年もの人類史をくぐり抜けてきた「宇宙のかけら」なのです。スゲー・・・。
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