私はてっきり、ねこは魚が好きだと思っていました。でも誤解でした。日本は島国で魚が豊富に穫れるので肉よりも簡単に手に入れることができたからそう言われているだけでした。野生のねこは、母ねこが食べるものを自分も食べるようになり、子ねこ時代に食べなかったものはそれを食べ物と思わず、一生口にしないねこもいるようです。
ねこはわりと人に飼育されがちな生き物ですが、その土地で手に入りやすい食べ物、とくに動物性タンパク質はねこにも与えられがちで、結果的にその土地の人とねこの食生活は似通ったものになるそうです。このためアメリカに暮らすねこは牛肉を食べがちで、ニュージーランドのねこは羊肉を食べがちだそうです。どっちにしても私の食生活よりも豪華な感じがします。
ちなみに野生のねこは狩りをして生活を成り立たせています。といっても狩りの成功率は1割程度であり、9割失敗に終わるということです。捕まえては食べる、眠る。これを1日に何回も繰り返す生活だそうです。現代のねこもその習性を受け継いでいるのか、1日に9回以上の頻度に分けて、毎回少しずつ食べるという行動が見られます。1度に一気に食べるのは本来の習性とは合わないようですね。
ねこの食事というのは、私たち人間の食事とはかなり違っています。人間なら朝・昼・晩の3食が基本ですが、ねこにとっては「食事の時間」というものをそれほど明確に意識していないのかもしれません。獲物を捕まえることができたら食べる。しばらく休んで、またお腹が空いたら狩りをする。その繰り返しです。
しかも、ねこが狙う獲物はそれほど大きくありません。ネズミや小鳥、昆虫など、小さな獲物を何度も捕まえて食べるのが本来のスタイルです。つまり、ねこの体は「一日一回、大きな獲物を食べる」という生活よりも、「小さな獲物を少しずつ食べる」という生活に適応しているわけです。
そう考えると、家の中で暮らすねこが、飼い主から出されたキャットフードを少し食べてはどこかへ行き、しばらくするとまた戻ってきて食べるという行動も、なかなか合理的に見えてきます。人間からすると「さっき食べたばかりなのに、また食べている」と思ってしまいますが、ねこからすれば、それほど奇妙なことではありません。
一方で、ねこは必ずしも「お腹が空いたから狩りをする」というわけでもないようです。動くものを見ると、とりあえず追いかけてみる。捕まえられそうなら捕まえる。これは空腹とは別の、狩猟本能そのものによる行動です。そのため、お腹いっぱいの飼いねこが、家の中を走り回ったり、おもちゃを追いかけたりすることがあります。飼い主からすれば単なる遊びに見えますが、ねこにとってはかなり本格的な「狩りの練習」なのかもしれません。
そして面白いのは、こうした野生時代の習性が、何千年も人間と暮らしてきた現在でもかなり残っていることです。人間はねこを家の中で飼い、食事まで用意してやるようになりました。それでもねこの体と行動は、そう簡単には「現代人仕様」には変わりません。
「食事は決まった時間にまとめて食べるもの」と考えるのは人間の都合であって、ねこからすれば「食べられるときに少し食べる」のが自然なのでしょう。
そう考えると、私たちが何気なく見ているねこの行動の一つ一つにも、野生時代の生活の名残が残っています。魚が好きだと思っていたことも、何度も少しずつ食べることも、遊びながら突然ものすごい勢いで走り出すことも、実はすべて「野生のねこ」から続いているのです。
家の中でゴロゴロしている姿を見ると、すっかりペットらしくなったように思えます。しかし、その体の中には今でも、獲物を探して歩き回っていた野生のねこがちゃんと生きているのです。
しかも、ねこが狙う獲物はそれほど大きくありません。ネズミや小鳥、昆虫など、小さな獲物を何度も捕まえて食べるのが本来のスタイルです。つまり、ねこの体は「一日一回、大きな獲物を食べる」という生活よりも、「小さな獲物を少しずつ食べる」という生活に適応しているわけです。
そう考えると、家の中で暮らすねこが、飼い主から出されたキャットフードを少し食べてはどこかへ行き、しばらくするとまた戻ってきて食べるという行動も、なかなか合理的に見えてきます。人間からすると「さっき食べたばかりなのに、また食べている」と思ってしまいますが、ねこからすれば、それほど奇妙なことではありません。
一方で、ねこは必ずしも「お腹が空いたから狩りをする」というわけでもないようです。動くものを見ると、とりあえず追いかけてみる。捕まえられそうなら捕まえる。これは空腹とは別の、狩猟本能そのものによる行動です。そのため、お腹いっぱいの飼いねこが、家の中を走り回ったり、おもちゃを追いかけたりすることがあります。飼い主からすれば単なる遊びに見えますが、ねこにとってはかなり本格的な「狩りの練習」なのかもしれません。
そして面白いのは、こうした野生時代の習性が、何千年も人間と暮らしてきた現在でもかなり残っていることです。人間はねこを家の中で飼い、食事まで用意してやるようになりました。それでもねこの体と行動は、そう簡単には「現代人仕様」には変わりません。
「食事は決まった時間にまとめて食べるもの」と考えるのは人間の都合であって、ねこからすれば「食べられるときに少し食べる」のが自然なのでしょう。
そう考えると、私たちが何気なく見ているねこの行動の一つ一つにも、野生時代の生活の名残が残っています。魚が好きだと思っていたことも、何度も少しずつ食べることも、遊びながら突然ものすごい勢いで走り出すことも、実はすべて「野生のねこ」から続いているのです。
家の中でゴロゴロしている姿を見ると、すっかりペットらしくなったように思えます。しかし、その体の中には今でも、獲物を探して歩き回っていた野生のねこがちゃんと生きているのです。
参考文献
コメント