楽天トラベルなどでビジネスホテルを予約しようとすると、価格の高い順、安い順など様々な条件で並べ替えることができます。まあ私の場合ほぼ100%、安い順に並べ替えを使いますが。そのとき、デフォルトで設定されているのは「おすすめ順」の並びです。一体これは何なのでしょうか? いつも悩むのですが、何をもって「おすすめ」しているのかさっぱり分かりません。カスタマーレビューの平均点が高い順なのか、カスタマーレビューの投稿数が多い順なのか、広さなのか朝食の満足度なのか、それとも総合的判断なのか。もし総合的判断というなら何をもって「総合」なのか・・・。謎は深まるばかりです。
もしかするとホテルが楽天とかにお金を払って検索順位を優遇してもらっているのか、と邪推したくもなりますが、案外それも「そうかもな」と思えてしまいます。
ここで少し考えてみると、「おすすめ順」という言葉自体がかなり便利な言葉であることに気づきます。
「レビュー評価順」なら意味は明快です。評価4.8のホテルが4.2のホテルより上に来る、と説明できます。「価格の安い順」も単純です。宿泊料金を比較して安いものから並べればいい。「駅から近い順」だって、駅からの距離という明確な基準があります。ところが「おすすめ順」となると、途端に話が分からなくなります。誰が、誰に、何を基準としておすすめしているのでしょうか。
たとえば、私が一人で出張するとします。駅から徒歩5分、素泊まり6,000円、部屋は狭いけれど口コミ評価は4.1というホテルがあったとします。一方で、駅から徒歩15分、朝食付き9,000円、口コミ評価4.7というホテルもあります。
私が求めているのは「寝る場所」だけなので、前者のほうが圧倒的におすすめです。しかし、朝食を楽しみたい旅行者にとっては後者でしょう。さらに家族旅行なら、部屋の広さや風呂の設備が重要になるかもしれません。
つまり、「おすすめ」というものは、本来は利用者によって変わるはずなのです。にもかかわらず、検索サイトでは一つの「おすすめ順」が提示されます。これはなかなか不思議な話です。
おそらく実際には、宿泊料金、予約状況、口コミ評価、口コミ件数、キャンセル率、施設情報、検索条件との適合度など、さまざまなデータを使って順位を決めているのでしょう。そして場合によっては、予約サイト側にとって重要な要素も含まれているのかもしれません。
ここで私が気になるのは、「利用者にとっておすすめなのか、それとも予約サイトにとっておすすめなのか」という問題です。
もちろん、楽天トラベルが実際にどういうアルゴリズムを使っているのか私は知りません。したがって、「お金を払ったホテルを上位表示している」と断定するつもりもありません。そんなことをすれば、単なる陰謀論になってしまいます。
ただ、利用者からすると、その判断基準が見えないことは確かです。たとえば検索結果に「おすすめ度87点」と表示され、その内訳が「口コミ40%、価格30%、立地20%、予約実績10%」などと公開されていれば、ずいぶん納得できます。
しかし実際には「おすすめ順」という一言だけ。だから私は、ホテルを探すときにはほとんど「おすすめ順」を信用せず、さっさと「料金の安い順」に切り替えてしまいます。
もちろん安ければ何でもいいわけではありません。駅から遠すぎないか、口コミが極端に悪くないか、禁煙室か、必要な設備があるか。そのあたりを確認したうえで、最後は自分で判断します。
考えてみれば、これはホテル選びに限った話ではありません。ネット通販の「おすすめ商品」、動画サイトの「あなたへのおすすめ」、ニュースサイトの「おすすめ記事」など、世の中には「おすすめ」があふれています。そして、その多くについて、私たちは「なぜこれがおすすめなの?」ということを知らないまま利用しています。
便利ではあります。しかし、便利であることと、透明であることは別問題です。
「おすすめです」と言われたとき、本当に知りたいのは「なぜおすすめなのか」です。そう考えると、ホテル予約サイトの「おすすめ順」は、単なる検索機能ではなく、現代のインターネットそのものを象徴しているようにも思えてきます。
私たちは毎日のように、誰かが計算した「おすすめ」の中から商品を選び、記事を読み、動画を見ています。そしてその「誰か」が、何を基準に順位をつけているのかは、案外よく分かっていないのです。
「レビュー評価順」なら意味は明快です。評価4.8のホテルが4.2のホテルより上に来る、と説明できます。「価格の安い順」も単純です。宿泊料金を比較して安いものから並べればいい。「駅から近い順」だって、駅からの距離という明確な基準があります。ところが「おすすめ順」となると、途端に話が分からなくなります。誰が、誰に、何を基準としておすすめしているのでしょうか。
たとえば、私が一人で出張するとします。駅から徒歩5分、素泊まり6,000円、部屋は狭いけれど口コミ評価は4.1というホテルがあったとします。一方で、駅から徒歩15分、朝食付き9,000円、口コミ評価4.7というホテルもあります。
私が求めているのは「寝る場所」だけなので、前者のほうが圧倒的におすすめです。しかし、朝食を楽しみたい旅行者にとっては後者でしょう。さらに家族旅行なら、部屋の広さや風呂の設備が重要になるかもしれません。
つまり、「おすすめ」というものは、本来は利用者によって変わるはずなのです。にもかかわらず、検索サイトでは一つの「おすすめ順」が提示されます。これはなかなか不思議な話です。
おそらく実際には、宿泊料金、予約状況、口コミ評価、口コミ件数、キャンセル率、施設情報、検索条件との適合度など、さまざまなデータを使って順位を決めているのでしょう。そして場合によっては、予約サイト側にとって重要な要素も含まれているのかもしれません。
ここで私が気になるのは、「利用者にとっておすすめなのか、それとも予約サイトにとっておすすめなのか」という問題です。
もちろん、楽天トラベルが実際にどういうアルゴリズムを使っているのか私は知りません。したがって、「お金を払ったホテルを上位表示している」と断定するつもりもありません。そんなことをすれば、単なる陰謀論になってしまいます。
ただ、利用者からすると、その判断基準が見えないことは確かです。たとえば検索結果に「おすすめ度87点」と表示され、その内訳が「口コミ40%、価格30%、立地20%、予約実績10%」などと公開されていれば、ずいぶん納得できます。
しかし実際には「おすすめ順」という一言だけ。だから私は、ホテルを探すときにはほとんど「おすすめ順」を信用せず、さっさと「料金の安い順」に切り替えてしまいます。
もちろん安ければ何でもいいわけではありません。駅から遠すぎないか、口コミが極端に悪くないか、禁煙室か、必要な設備があるか。そのあたりを確認したうえで、最後は自分で判断します。
考えてみれば、これはホテル選びに限った話ではありません。ネット通販の「おすすめ商品」、動画サイトの「あなたへのおすすめ」、ニュースサイトの「おすすめ記事」など、世の中には「おすすめ」があふれています。そして、その多くについて、私たちは「なぜこれがおすすめなの?」ということを知らないまま利用しています。
便利ではあります。しかし、便利であることと、透明であることは別問題です。
「おすすめです」と言われたとき、本当に知りたいのは「なぜおすすめなのか」です。そう考えると、ホテル予約サイトの「おすすめ順」は、単なる検索機能ではなく、現代のインターネットそのものを象徴しているようにも思えてきます。
私たちは毎日のように、誰かが計算した「おすすめ」の中から商品を選び、記事を読み、動画を見ています。そしてその「誰か」が、何を基準に順位をつけているのかは、案外よく分かっていないのです。
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