私の地元岡山県は実はワイン造りも行われています。船穂にある、ふなおワイナリーもその一つ。ワイナリーに隣接した土地にぶどう畑があり、ここで育ったマスカット・オブ・アレキサンドリアを原料にワインをつくっています。
このワイナリーで販売されている(ネットでも買えます)、 マスカット・オブ・アレキサンドリア 特醸辛口 橙 2024はアジアワインアワード2026においてなんとゴールドメダルを受賞しました! これは快挙です!! でも一体どういう味わいなのでしょう? 公式サイトによると、
1886年岡山県で栽培が始まり、140周年を迎えます。ブドウ栽培で名声を得た倉敷市船穂町の圃場で香りの際立つブドウを使用し、果皮や種子と一緒に醸しました。旨みを引き出すシュール・リー製法を採用した本格辛口ワインです。魚介(お寿司)、牛タンなど、塩レモン風味のフードペアリングをお楽しみください。
このように書かれています。私も気になったので飲んでみることにしました。ちなみに橙とあるのは、ぶどうの皮や種も利用して作っているため、多少そういう色合いになるからというのが理由だそうです。
肝心の味わいですが、辛口といっても使われているぶどう品種がソーヴィニヨン・ブランとかシャルドネのように、辛口白ワインの代表的なものではなく、マスカットだということ。したがって若干の甘みがあります。私なりに試してみたところ、豆腐や果物とはいまいち相性が良くなく、海ぶどうは普通。カレイはまあまあ。チーズは何の違和感もありませんでした。
この若干の甘みというのが独特の個性を放っているため、よいマリアージュがかなり難しいと感じました。無理に食事に合わせるというよりも、しっかり冷やしておいて休日の夕方にこれ単体でちょっと飲んで気分転換をしよう、といった飲み方のほうがむしろ良いかもしれません。ワインの道、マリアージュの道はかくも険しい。
もっとも、こうした試行錯誤こそがワインの面白さなのかもしれません。スーパーで適当に買ってきた総菜を並べ、「これは合うだろうか」「これは外れかもしれない」と考えながら少しずつ試していく。その過程自体が一種の娯楽です。
考えてみれば、マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種は、日本人にとってはまず「高級な果物」というイメージが強いでしょう。実際、岡山県民であれば贈答用の立派なマスカットを見たことがある人も多いはずです。そのため、この品種から造られた辛口ワインを飲むと、頭の中で「果物としてのマスカット」と「ワインとしてのマスカット」がせめぎ合う不思議な感覚があります。
今回飲んだ「特醸辛口 橙 2024」は、確かに辛口ではあるのですが、どこか華やかな香りと柔らかな甘みが残っています。そのため、一般的な白ワインのように何にでも合わせやすい万能選手というよりは、個性派の選手という印象を受けました。人によっては「ワイン単体で楽しみたい」と感じるでしょうし、逆に「これにぴったり合う料理を探したい」と燃える人もいるでしょう。
私は後者を目指したものの、今のところ完全な正解にはたどり着いていません。しかし、それで良いのだと思います。もし最初から何にでも合うワインだったなら、ここまで印象に残らなかったかもしれません。癖があり、個性があり、少し扱いに困る。だからこそ記憶に残るのです。
それにしても、岡山県産のワインがアジアワインアワードでゴールドメダルを受賞したというのは実に喜ばしいことです。岡山といえば白桃やマスカットが有名ですが、ワインについて語られる機会は決して多くありません。しかし地元で栽培されたブドウから地元でワインを醸造し、それが国際的な評価を受けるというのは、地域の農業や産業にとっても大きな励みになるでしょう。
ワインの世界は奥深く、一生かかっても理解し尽くせそうにありません。それでも、ときどきこうして地元のワインを手に取り、「今日は何と合わせてみようか」と考える。その小さな探究心こそが、ワインを飲む楽しみなのかもしれません。
考えてみれば、マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種は、日本人にとってはまず「高級な果物」というイメージが強いでしょう。実際、岡山県民であれば贈答用の立派なマスカットを見たことがある人も多いはずです。そのため、この品種から造られた辛口ワインを飲むと、頭の中で「果物としてのマスカット」と「ワインとしてのマスカット」がせめぎ合う不思議な感覚があります。
今回飲んだ「特醸辛口 橙 2024」は、確かに辛口ではあるのですが、どこか華やかな香りと柔らかな甘みが残っています。そのため、一般的な白ワインのように何にでも合わせやすい万能選手というよりは、個性派の選手という印象を受けました。人によっては「ワイン単体で楽しみたい」と感じるでしょうし、逆に「これにぴったり合う料理を探したい」と燃える人もいるでしょう。
私は後者を目指したものの、今のところ完全な正解にはたどり着いていません。しかし、それで良いのだと思います。もし最初から何にでも合うワインだったなら、ここまで印象に残らなかったかもしれません。癖があり、個性があり、少し扱いに困る。だからこそ記憶に残るのです。
それにしても、岡山県産のワインがアジアワインアワードでゴールドメダルを受賞したというのは実に喜ばしいことです。岡山といえば白桃やマスカットが有名ですが、ワインについて語られる機会は決して多くありません。しかし地元で栽培されたブドウから地元でワインを醸造し、それが国際的な評価を受けるというのは、地域の農業や産業にとっても大きな励みになるでしょう。
ワインの世界は奥深く、一生かかっても理解し尽くせそうにありません。それでも、ときどきこうして地元のワインを手に取り、「今日は何と合わせてみようか」と考える。その小さな探究心こそが、ワインを飲む楽しみなのかもしれません。
コメント