お米の価格が高騰しているというニュースはここのところずっと聞こえてきます。そのとおり。以前は5kgで2,000円くらいでしたが、今は5,000円前後で推移しています。いったいなんでこんなに高くなったのか・・・。あまりの値動きに驚くとともに、そんなに高いんだったら買わないよ、という気持ちにもなってきます。
しかし日本人の食生活はお米とともにあったのもまた事実。なかったらなかったで、「なんか足りんな・・・」と思うようになります。というわけで買ってきたのがカルローズ米。結論から言うと、日本のお米とあまり変わらないな、と実感しました。近所のスーパーでは2,000円代で購入できたので、日本のお米の価格のほぼ半分で済んだことになります。
カルローズ米というのは、調べてみたところ1948年にカリフォルニア州で開発された中粒種のジャポニカ米で、カリフォルニアとローズを組み合わせてこの名前がつけられたとか。カリフォルニア州で最も多く栽培されている品種の一つだそうです。
カリフォルニアだからまずいんじゃないか? いえいえ、カリフォルニアは温暖な気候で知られており、ワイン造りも盛んな地域。米だってきっとよく育つことでしょう(詳しくは知りませんが)。
実際に炊いてみると、ツヤもあり、粒もしっかりしていて、ぱっと見では国産米との差をほとんど感じませんでした。強いて言えば、日本のお米より少しだけ水分量が少ない印象で、水加減を微調整するとよりふっくらと炊き上がります。炊きたての香りも悪くなく、むしろ「あれ、普通においしいじゃん」と思わされるほど。おにぎりにしてみても、そこまで崩れやすいわけでもなく、冷めてもパサつきが極端に気になるほどでもありませんでした。
もちろん、コシヒカリやゆめぴりかなど、国産のブランド米特有の「もっちり感」「甘みの強さ」を期待すると、少し物足りなさを感じる人もいるかもしれません。しかし、日常的に食べる主食としては十分すぎるクオリティ。むしろ最近の日本の米価が跳ね上がっていることを考えると、「普段使いはカルローズでも全然ありなのでは?」という気持ちになってきます。
それにしても、どうしてここまで日本のお米が高くなったのでしょうか。報道によれば、猛暑による不作や生産量の減少、肥料代・電気代の高騰、物流コストの上昇など、複数の要因が重なっているとのこと。これに円安が追い打ちをかけ、輸入飼料や資材の値段まで上がるという悪循環。農家さんの努力だけではどうにもならない部分も相当ありそうです。
一方で、外国産のお米は生産地によって気候条件が安定していたり、機械化がより進んでいたりすることもあって、比較的価格が安定している面があります。もちろん輸入というリスクはあるものの、「値段が読める」というのは、家計にとって大きな安心材料です。
これまで日本では「安い外国産米=まずい」というイメージが根強かったように思います。しかし、今回カルローズ米を食べてみて、その固定観念はだいぶ揺らぎました。むしろ、国際的には中粒種のジャポニカ米は寿司需要の高まりとともに評価が高まっているとも聞きます。現にカリフォルニア産のお米は、世界中の和食レストランで当たり前に使われているそうです。
もちろん、「やっぱり国産米じゃないと!」というこだわりも理解できます。食文化は感情の部分が大きいものですし、安心感というのは理屈だけでは測れません。ただ、ここまで価格が上がってしまうと、家計への影響も無視できません。生活者としては、選択肢の幅を広げていく柔軟さも必要な時代になってきたのだと思わされます。
というわけで、しばらくは私の家庭でも「カルローズ米」をローテーションに加えてみるつもりです。もともとお米に強いこだわりがあるタイプではないので、毎日の食事がきちんと成立するなら十分です。何より2,000円台で5kg買えるというのは本当にありがたい話。物価が上がりっぱなしのこのご時世、こういう現実的な選択を取り入れることも、賢い暮らし方の一つだと思います。
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