どういう気を起こしたのか、地元岡山から東京へ移動するとき、普段は新幹線ですが、夜間の高速バスを使ってみました。片道5千円という価格破壊ぶりに興味が湧いたからでした。
ただ高速バスの欠点は、岡山から東京だと10時間くらいかかってしまうこと。以前、成田~オークランド(NZ)の飛行機に乗ったところ、こちらも10時間ほどだったので、国際線と同じ程度の移動時間だということになります。比較すべき対象なのか微妙なところですが。
そして高速バスというのは飛行機以上にグラグラ揺れるものです。考えてみれば当たり前ですよね。道路は一直線ではなくカーブがあります。そして路面の凹凸もあります。そりゃ揺れるわ。そして音の問題。走行音が聞こえてきて、なかなか思うように眠ることができません。寝てる人はガーガーといびきを立てて寝ていますが・・・。
私は長距離移動の際には必ずノイズキャンセリングヘッドホンを携行するようにしています。今回もご多分に漏れず、ノイズキャンセリング機能を存分に使って静かなジャズなどを再生していました。そのせいなのか、いつの間にか意識が飛んで気づいたらSAのトイレ休憩のタイミングになっていました。
昔は数万円していたノイズキャンセリングヘッドホンも、安いものであれば1万円を切る価格で提供されています。私がつかっている、agというメーカーのものも、調べてみたところアマゾンのブラックフライデーセールで6,000円未満。これは素晴らしいですね。
ただ、静音環境を自力で整えられるようになったとはいえ、高速バス特有の「休まらなさ」はやはり残るものです。座席はリクライニングが深めとはいえ、やはりベッド代わりにはならず、身体のどこかしらが常に落ち着かない。夜行バスを頻繁に使う人を心底尊敬した瞬間でもありました。若い頃であれば、多少の無理は利いたのですが、年齢を重ねるほどに「翌朝のダメージ」を強く意識するようになります。朝、東京駅に着くと、まだ体がぼんやりしていて、コーヒーをすすりながら「何を節約して、何を失ったのか」を考えたりもしました。
とはいえ、今回の体験自体は面白かったと言えます。交通手段というのは、単なる移動のための手段であると同時に、それぞれに独自の“物語”を持っているのだと改めて感じました。新幹線なら時間の正確さと快適さ、飛行機なら非日常感と空港という儀式性、そして高速バスには高速バスならではの、深夜に遠くへ運ばれていく“旅情”のようなものがある。特に窓の外が暗闇に包まれていると、今どのあたりを走っているのかすら曖昧で、その不思議な匿名性がむしろ心地よかったりします。(こういうときに、スマホのGPSを使って現在地を調べると逆にがっかりするのでやってはいけません。)
また、深夜の移動は思索の時間としても悪くありませんでした。スマホを見る気にもならず、かといって完全に眠れるわけでもない。そんな半覚醒の状態で、これからの仕事のことや、年末に向けて整理しておきたいことなどをぼんやりと考える時間ができたのは、ある意味で収穫です。強制的に“何もできない”時間が与えられるというのは、現代人にとってはむしろ贅沢なことなのかもしれません。
結論として、高速バスは積極的に使いたい交通手段ではないものの、「たまに体験してみる」くらいがちょうど良いのかもしれません。価格の安さは確かに魅力的ですし、選択肢として持っておく分には悪くない。次に利用するのは、また何かの気まぐれが訪れたときになるでしょうが、今回得られたちょっとした発見や時間の使い方は、意外と価値あるものでした。今後の移動スタイルを見直すうえでも良い刺激になったと思います。
とはいえ、今回の体験自体は面白かったと言えます。交通手段というのは、単なる移動のための手段であると同時に、それぞれに独自の“物語”を持っているのだと改めて感じました。新幹線なら時間の正確さと快適さ、飛行機なら非日常感と空港という儀式性、そして高速バスには高速バスならではの、深夜に遠くへ運ばれていく“旅情”のようなものがある。特に窓の外が暗闇に包まれていると、今どのあたりを走っているのかすら曖昧で、その不思議な匿名性がむしろ心地よかったりします。(こういうときに、スマホのGPSを使って現在地を調べると逆にがっかりするのでやってはいけません。)
また、深夜の移動は思索の時間としても悪くありませんでした。スマホを見る気にもならず、かといって完全に眠れるわけでもない。そんな半覚醒の状態で、これからの仕事のことや、年末に向けて整理しておきたいことなどをぼんやりと考える時間ができたのは、ある意味で収穫です。強制的に“何もできない”時間が与えられるというのは、現代人にとってはむしろ贅沢なことなのかもしれません。
結論として、高速バスは積極的に使いたい交通手段ではないものの、「たまに体験してみる」くらいがちょうど良いのかもしれません。価格の安さは確かに魅力的ですし、選択肢として持っておく分には悪くない。次に利用するのは、また何かの気まぐれが訪れたときになるでしょうが、今回得られたちょっとした発見や時間の使い方は、意外と価値あるものでした。今後の移動スタイルを見直すうえでも良い刺激になったと思います。
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