「我々が恐れるべき唯一のものは恐れそのものである」。これはフランクリン・ルーズベルト大統領の言葉です。1933年の大統領就任演説で、世界大恐慌のさなかに国民に向けて語られた言葉です。不合理で明確な理由のない恐怖心は、困難を乗り越えるために必要な努力を妨げてしまうというメッセージが込められています。
自分もそうですが、恐怖心というものを感じることがあります。ジェットコースターに乗るときとか、お化け屋敷に入るときとかはもちろんのこと、初めてのことを実践してみるときはきまって恐れを抱きます。実際にやってみると思ったほどでもなかった、というのが大抵の結末ですが・・・。
ではどうしてそこに恐怖心を感じるのか。むしろワクワクを感じるべきではないのか。なぜネガティブな感情が芽生えてくるのであって、ポジティブな気持ちにならないのか・・・。
恐怖心というのは、人間に備わった重要な防衛機構でもあります。未知のものに対して身構えることで、私たちは危険に巻き込まれずに済むよう進化してきました。だからこそ、新しいことに挑戦するとき、脳は「とりあえず危険かもしれない」と判断し、身体にブレーキをかけてくるわけです。これは理屈ではなく、ほとんど身体の反射のようなもので、頭でわかっていても感情がついてこないのは当然なのかもしれません。
しかし、現代の私たちが挑もうとしているものは、古代のサーベルタイガーでも断崖絶壁でもありません。せいぜい初対面の人にメールを書くとか、新しい習い事に申し込むとか、知らない街を歩くとか、そんなレベルの「危険」です。それなのに、身体のほうは原始時代のプログラムをいまだに忠実に実行してしまう。だから、恐怖心は過剰に反応してしまうし、実際にやってみれば大したことはなかった、という結論になるのです。
とはいえ、恐怖心が合理的ではないと理解していても、それが簡単に消えてくれるわけではありません。人間は感情の生き物であり、行動よりも予期不安のほうがずっと強烈な体験として立ち上がってくるものです。「やってみたら平気だった」という経験は、実際に行動してはじめて得られるものですから、その行動までのハードルこそが一番高い。ここにすべての問題が集約されています。
では、恐怖心を少しずつ薄めていくにはどうしたらいいのでしょうか。ひとつ大きなヒントになるのは、「恐怖そのものから逃げない」という姿勢です。怖いと感じている自分を責めたり、打ち消したりするのではなく、「ああ、自分はいま未知のものを前にして、自然に怖さを感じているんだな」と受け止める。こうした認識だけでも、恐怖心は意外なほど弱まることがあります。
次に必要になるのは、小さな行動を積み重ねることです。いきなり大きな挑戦をする必要はありません。むしろ、小さくて取るに足らないことほど良い。新しいカフェに入ってみる、普段と違う道を歩く、気になっていた仕事を5分だけ手をつけてみる。どんな些細な行動でも、「自分は恐れを感じても動ける」という成功体験が積み重なると、恐怖心は徐々に「邪魔をする存在」から「ただのノイズ」に変わっていきます。
恐怖心は消そうと思って消えるものではありません。しかし、向き合い、受け入れ、少しずつ行動することで、恐怖が行動を支配することはなくなります。フランクリン・ルーズベルトが言った「恐れそのもの」が最大の敵だというのは、まさにこのことなのだと思います。
そして、その恐れを乗り越えるための具体的な指針を、彼の妻エレノア・ルーズベルトはこう残しました。「毎日、あなたが恐れていることを一つ行いなさい。」ほんとそれな。でも年を取ってくると、それすら面倒になるんですよね・・・。これが老化ってやつですね。
しかし、現代の私たちが挑もうとしているものは、古代のサーベルタイガーでも断崖絶壁でもありません。せいぜい初対面の人にメールを書くとか、新しい習い事に申し込むとか、知らない街を歩くとか、そんなレベルの「危険」です。それなのに、身体のほうは原始時代のプログラムをいまだに忠実に実行してしまう。だから、恐怖心は過剰に反応してしまうし、実際にやってみれば大したことはなかった、という結論になるのです。
とはいえ、恐怖心が合理的ではないと理解していても、それが簡単に消えてくれるわけではありません。人間は感情の生き物であり、行動よりも予期不安のほうがずっと強烈な体験として立ち上がってくるものです。「やってみたら平気だった」という経験は、実際に行動してはじめて得られるものですから、その行動までのハードルこそが一番高い。ここにすべての問題が集約されています。
では、恐怖心を少しずつ薄めていくにはどうしたらいいのでしょうか。ひとつ大きなヒントになるのは、「恐怖そのものから逃げない」という姿勢です。怖いと感じている自分を責めたり、打ち消したりするのではなく、「ああ、自分はいま未知のものを前にして、自然に怖さを感じているんだな」と受け止める。こうした認識だけでも、恐怖心は意外なほど弱まることがあります。
次に必要になるのは、小さな行動を積み重ねることです。いきなり大きな挑戦をする必要はありません。むしろ、小さくて取るに足らないことほど良い。新しいカフェに入ってみる、普段と違う道を歩く、気になっていた仕事を5分だけ手をつけてみる。どんな些細な行動でも、「自分は恐れを感じても動ける」という成功体験が積み重なると、恐怖心は徐々に「邪魔をする存在」から「ただのノイズ」に変わっていきます。
恐怖心は消そうと思って消えるものではありません。しかし、向き合い、受け入れ、少しずつ行動することで、恐怖が行動を支配することはなくなります。フランクリン・ルーズベルトが言った「恐れそのもの」が最大の敵だというのは、まさにこのことなのだと思います。
そして、その恐れを乗り越えるための具体的な指針を、彼の妻エレノア・ルーズベルトはこう残しました。「毎日、あなたが恐れていることを一つ行いなさい。」ほんとそれな。でも年を取ってくると、それすら面倒になるんですよね・・・。これが老化ってやつですね。
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