世の中には霧が深い町というのが存在します。釧路など有名ですよね。たしかアントワープもそうだったはず・・・。でもなぜか内陸部にあるのにどういうわけか霧深い町があります。たとえばミラノ。一体なぜ・・・。
ミラノと聞くと、ファッションやデザイン、そしてドゥオーモに代表される壮麗な建築を思い浮かべる方が多いと思います。しかしこの街には、観光ガイドだけではなかなか語り尽くせない魅力があります。そのひとつが「霧」との関わりです。かつてミラノは「霧の都」と呼ばれるほど冬の霧が有名でした。とりわけ運河沿いのナヴィリオ・グランデは、その幻想的な雰囲気を味わえるエリアとして知られています。(実際に行ってみると、観光客が訪れるエリアはやたらと綺麗で、ちょっと離れるとこの世の終わりかと思うほど落書きだらけで幻滅するのですが。)
ナヴィリオ・グランデは、12世紀から整備が始まったミラノ最古の運河です。ティチーノ川と市内を結び、物流や農業に欠かせない大動脈として発展しました。特にドゥオーモ建設の際には、この運河を通じて大理石が運び込まれたことでも知られています。今日では物流の役割を終え、周辺はカフェやレストラン、ギャラリーが集まる人気の地区となりました。運河沿いに石造りの橋が架かり、水面に建物の光が揺れる夜景は、訪れる人々を魅了します。
では、この地域で霧はどのように現れるのでしょうか。結論から申し上げますと、ナヴィリオ・グランデでも霧を見ることは可能です。ただし、かつてのように頻繁に濃霧が街を覆うというよりも、現在では朝や晩の限られた時間帯に現れることが多いのです。ミラノはポー平原の中心に位置し、冬季は湿度が高く気温も下がるため、霧が発生しやすい土地柄です。特に運河や川沿いでは、水面から立ち上る湿気が冷たい空気と混じり合い、より濃い霧をつくりやすい条件となります。
実際にナヴィリオ・グランデを冬の朝に歩くと、運河の水面から淡い白いベールのような霧が漂い、街灯やカフェの灯りが柔らかくにじんで見えるそうです。その光景は、昼間の賑やかな運河沿いとはまったく異なる静けさをたたえており、どこか夢の中の風景を歩いているかのような錯覚を覚えます。夕暮れから夜にかけても、気温が急に下がると再び霧が立ちこめることがあり、運河の水面に街の光が幻想的に反射します。私が行ったのは真夏で東京とあまり変わらない位の気候だったので霧もへったくれもありませんでしたが。
ただし、1970年代や80年代に比べると、霧の頻度は明らかに減っています。都市開発や気候変動の影響により、ミラノの冬は以前より暖かくなり、また交通量の増加や大気汚染対策の進展によって霧が発生しにくい環境となったのです。ですから「一日中街全体が霧に包まれる」といった光景は、現代のミラノではなかなか見られません。それでも、ナヴィリオ・グランデのような水辺の地区では、今なお朝晩の短い時間に霧を体験できるのです。
霧のある風景を楽しんだ後には、周辺の見どころを巡るのもおすすめです。運河沿いには多くのレストランが軒を連ね、イタリア伝統の食事やアペリティーボを堪能できます。さらに毎月最終日曜日には骨董市が開催され、絵画や家具、雑貨など多彩な品々が並びます。昼間の賑わいと、霧に包まれた早朝や夜の静けさ。この対比こそがナヴィリオ・グランデの魅力と言えるでしょう。
ミラノ観光といえば、ドゥオーモやガレリア、スフォルツァ城などを思い浮かべがちですが、霧と運河が織りなす風景もまた、忘れられない体験を与えてくれます。もし冬にミラノを訪れる機会があれば、ナヴィリオ・グランデで霧に包まれた朝の散策をぜひ楽しんでみてください。そこには、ファッションの都という表の顔とは異なる、静かで神秘的なミラノの一面が広がっています。ただし繰り返しますが落書きだらけの街並を同時に見ることになるので幻滅しないように注意してください・・・。
ナヴィリオ・グランデは、12世紀から整備が始まったミラノ最古の運河です。ティチーノ川と市内を結び、物流や農業に欠かせない大動脈として発展しました。特にドゥオーモ建設の際には、この運河を通じて大理石が運び込まれたことでも知られています。今日では物流の役割を終え、周辺はカフェやレストラン、ギャラリーが集まる人気の地区となりました。運河沿いに石造りの橋が架かり、水面に建物の光が揺れる夜景は、訪れる人々を魅了します。
では、この地域で霧はどのように現れるのでしょうか。結論から申し上げますと、ナヴィリオ・グランデでも霧を見ることは可能です。ただし、かつてのように頻繁に濃霧が街を覆うというよりも、現在では朝や晩の限られた時間帯に現れることが多いのです。ミラノはポー平原の中心に位置し、冬季は湿度が高く気温も下がるため、霧が発生しやすい土地柄です。特に運河や川沿いでは、水面から立ち上る湿気が冷たい空気と混じり合い、より濃い霧をつくりやすい条件となります。
実際にナヴィリオ・グランデを冬の朝に歩くと、運河の水面から淡い白いベールのような霧が漂い、街灯やカフェの灯りが柔らかくにじんで見えるそうです。その光景は、昼間の賑やかな運河沿いとはまったく異なる静けさをたたえており、どこか夢の中の風景を歩いているかのような錯覚を覚えます。夕暮れから夜にかけても、気温が急に下がると再び霧が立ちこめることがあり、運河の水面に街の光が幻想的に反射します。私が行ったのは真夏で東京とあまり変わらない位の気候だったので霧もへったくれもありませんでしたが。
ただし、1970年代や80年代に比べると、霧の頻度は明らかに減っています。都市開発や気候変動の影響により、ミラノの冬は以前より暖かくなり、また交通量の増加や大気汚染対策の進展によって霧が発生しにくい環境となったのです。ですから「一日中街全体が霧に包まれる」といった光景は、現代のミラノではなかなか見られません。それでも、ナヴィリオ・グランデのような水辺の地区では、今なお朝晩の短い時間に霧を体験できるのです。
霧のある風景を楽しんだ後には、周辺の見どころを巡るのもおすすめです。運河沿いには多くのレストランが軒を連ね、イタリア伝統の食事やアペリティーボを堪能できます。さらに毎月最終日曜日には骨董市が開催され、絵画や家具、雑貨など多彩な品々が並びます。昼間の賑わいと、霧に包まれた早朝や夜の静けさ。この対比こそがナヴィリオ・グランデの魅力と言えるでしょう。
ミラノ観光といえば、ドゥオーモやガレリア、スフォルツァ城などを思い浮かべがちですが、霧と運河が織りなす風景もまた、忘れられない体験を与えてくれます。もし冬にミラノを訪れる機会があれば、ナヴィリオ・グランデで霧に包まれた朝の散策をぜひ楽しんでみてください。そこには、ファッションの都という表の顔とは異なる、静かで神秘的なミラノの一面が広がっています。ただし繰り返しますが落書きだらけの街並を同時に見ることになるので幻滅しないように注意してください・・・。
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