休みは短いよりも長いほうがいい。これは明らか。たとえば年収500万の職業に就いているとして、年間休日が110日だと245日働いて500万稼ぐということになります。しかし年間休日が120日だと、235日働いて500万稼ぐ計算になります。つまり前者は500万働くために10日長く働かなければならないことになります。
転職活動を行っていて求人情報を見ていると、年間休日127日というところもあれば(これが最長)、86日くらいとかいう(これはホテル業界)、これ労働基準法に明らかに違反しているんですけど、というものを堂々と掲載している会社もありました。
私がこれまで働いてきたとある研究機関は、普段の祝日はなぜか稼働日で、その祝日を夏に持ってきて8月にダダっと休み、その他夏期指定休暇などで10日の休みがさらに付与されるというものでした。だからうまく繋げば連続で2週間くらい休みが取得できるはずでした(現実にはそうもいかないのだが)。
最初のころは「夏休み、民間企業よりずっと長いやんけガハハ」と喜んでいました。しかしだんだんと状況が変わってきました。なにしろ近年、夏が暑すぎます。2010年代の前半のほうはまだそうでもなかった気がします。しかし2020年ごろから一気に暑くなった印象があります(個人の感想です)。
そして2025年には7月になると連日35℃を超え、この記事を書いている2025年7月下旬にはこんなニュースも。
22日(火)は今年の暑さの記録が出ました。
全国で一番気温が上がったのは、京都の福知山で39度、今年全国で一番の暑さとなりました。
23日(水)は北海道で40度に迫る危険な暑さとなりそうです。
予想最高気温です。
西日本や東日本だけではなく、北日本にも35度以上の予想が出ています。特に北海道、35度以上の予想となっている面積が広いです。
大分県の日田で39度予想、北海道の北見でも39度、帯広でも38度まで上がるでしょう。北海道は記録的な暑さとなりそうです。
23日(水)は全国的に猛暑となります。特に北海道はエアコンのないご家庭もあると思います。最大限の暑さ対策をしてください。(日テレNEWS 2025年7月22日記事「【あすの天気】全国的に猛暑 北海道で40度に迫る危険な暑さ」より
こう暑いと、いかに夏休みが長い、旅行ができる、と思っていても北海道にしか行けません。否、北海道も暑いので逃げ場がありません。2024年の夏は宇治を訪問しましたが、あまりの暑さに標高100メートルの丘を10メートル登って断念して下山しました(私は曲がりなりにもフルマラソン完走してるので体力が無いわけではありません)。涼しいヨーロッパも行くと50万かかりました(有給消化で6月下旬に行きました)が、コスパを考えるとちょっと微妙です。それと熱波が来ると気温が35℃を超えます。そしてホテルにはエアコンが設置されてなかったりまします。それは、信州とか軽井沢のペンションにエアコンが無いのと同じです。
こうなると、夏休みが長いのが魅力だったはずが、夏が過酷すぎて「そこに集中して休んでも・・・」という状況になってしまいます。
では、どうすればいいのか。夏休みが長いのが魅力だった職場も、酷暑のせいでありがたみが減ってしまうのなら、「長期休暇=夏」という前提をそろそろ見直すべきなのかもしれません。
理想的には、休暇を自分の判断で分散させられる制度があればいいのです。たとえば「年間でこの日数の休みを取ってください」という総枠だけ決まっていて、取得の時期はある程度自由。もちろん業務に支障が出ないように調整は必要ですが、それがうまくできるチーム体制があるのなら、夏にこだわらず春や秋に休暇をずらすのも現実的です。
実際、ヨーロッパなどでは長期休暇を夏以外にも取得する文化がありますし、「仕事と生活のバランス」を大事にする風土が根づいています。日本でも働き方改革の文脈でそうした制度設計が進みつつありますが、まだ「夏にまとめてドン!」という古い発想が根強い職場も多いようです。
とはいえ、求人票を見るかぎり、年間休日が120日を超えるような職場はまだまだ少数派。そう考えると、暑かろうがなんだろうが、とにかく休みが多いに越したことはない、というのもまた事実です。夏の猛暑もいずれは「暑熱順化」が進み、私たちの体が多少は適応してくれることを願いつつ、いまのところは冷房の効いた部屋で静かに読書でもして過ごすのが正解かもしれません。
つまり、結論としてはこうです。「夏休みが長い職業。それって得なのか?」という問いに対して、気候変動という新たなファクターが割り込んできた今、「得だけど、得になりにくくなってきた」と言わざるを得ません。ならば私たちにできるのは、気候の影響をなるべく受けない時期に、柔軟に休める環境をどう整えるかを真剣に考えることなのかもしれません。
理想的には、休暇を自分の判断で分散させられる制度があればいいのです。たとえば「年間でこの日数の休みを取ってください」という総枠だけ決まっていて、取得の時期はある程度自由。もちろん業務に支障が出ないように調整は必要ですが、それがうまくできるチーム体制があるのなら、夏にこだわらず春や秋に休暇をずらすのも現実的です。
実際、ヨーロッパなどでは長期休暇を夏以外にも取得する文化がありますし、「仕事と生活のバランス」を大事にする風土が根づいています。日本でも働き方改革の文脈でそうした制度設計が進みつつありますが、まだ「夏にまとめてドン!」という古い発想が根強い職場も多いようです。
とはいえ、求人票を見るかぎり、年間休日が120日を超えるような職場はまだまだ少数派。そう考えると、暑かろうがなんだろうが、とにかく休みが多いに越したことはない、というのもまた事実です。夏の猛暑もいずれは「暑熱順化」が進み、私たちの体が多少は適応してくれることを願いつつ、いまのところは冷房の効いた部屋で静かに読書でもして過ごすのが正解かもしれません。
つまり、結論としてはこうです。「夏休みが長い職業。それって得なのか?」という問いに対して、気候変動という新たなファクターが割り込んできた今、「得だけど、得になりにくくなってきた」と言わざるを得ません。ならば私たちにできるのは、気候の影響をなるべく受けない時期に、柔軟に休める環境をどう整えるかを真剣に考えることなのかもしれません。
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