私は渡辺麻友さんを今もいたく応援しています。彼女が芸能界を引退しようとも、そして「その時」から5年が経過しようとも、彼女のAKB48卒業コンサートをはじめとする様々な現場に立ち会えたことは私の人生の数少ない桂冠です。

さてその渡辺麻友さんが大好きだったのがポムポムプリン。というわけで私も渡辺麻友さんが大好きなポムポムプリンを応援するようになり、しまいにはサンリオの株主にまでなってしまいました。

原宿竹下通りにはポムポムプリンカフェがあります。ここではプリンくんをイメージした様々なメニューが提供されており、楽しいひとときを過ごすことができます。

いえ、できました。
ポムポムプリン カフェ原宿店 閉店のお知らせ

いつもポムポムプリン カフェ原宿店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

このたび、ポムポムプリン カフェ原宿店は2025年5月11日(日)をもちまして閉店することとなりました。

これまでたくさんのお客様にご来店いただき、ポムポムプリンやおともだちと共に楽しい時間をお過ごしいただけたことを心より感謝いたします。

閉店までの間も、変わらず楽しい時間をお届けできるよう努めてまいりますので、ぜひ最後までご愛顧いただけますと幸いです。

(ポムポムプリンカフェ公式サイトより)
このブログ記事を書いている今は5月22日。私はポムポムプリンカフェの最後の時に、このお店で過ごすことができませんでした。去年の秋、立ち寄ったのが人生最後になろうとは。別れというのは、思いも寄らない時に、しかも自分が思っているよりもずっと早くやってくるものです。

「明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」 。これは、親鸞が詠んだとされる和歌です。この歌の意味は、「今美しく咲いている桜を、明日も見ることができるだろうと安心していると、夜半に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない」ということです。親鸞は自分の命を桜の花に喩え、「明日自分の命があるかどうか分からない、だからこそ今を精一杯大事に生きていきたい」という思いを込めたそうです。

私がポムポムプリンカフェで時間を過ごしたのも、渡辺麻友さんのイベントに足を運んだのも、やはり「その時」を楽しむためであって、しかも「その時」というのは永遠ではないのでした。

だからこそ、私は「今」を大切にすることの尊さを、ポムポムプリンカフェの閉店という出来事を通して、改めて思い知らされたのです。楽しい空間、美味しい食事、愛らしいプリンくんの笑顔・・・、それらは当たり前のようにそこにあるようでいて、実は儚い奇跡の連続で成り立っていたのだと、今になって気づきました。

人は日々の暮らしの中で、「また今度行けばいい」「次の機会にすればいい」と思いがちです。私自身、何度もそうして後回しにしてきました。でも、そんな「次」が永遠に訪れないこともあるのです。ポムポムプリンカフェも、渡辺麻友さんのイベントも、私にとっては「かけがえのない時間」であり、それは確かにそこに存在していたという証を、私は心の奥深くにしっかりと刻み込んでいます。

閉店のニュースを知ったとき、胸の奥にぽっかりと穴があいたような感覚がありました。しかし同時に、過去にそこに足を運び、あの空間で笑い、癒され、心を満たされた記憶が、私の中で何よりの宝物になっているのだとも感じました。記憶の中のポムポムプリンカフェは安らぎに満ちていますし、渡辺麻友さんの笑顔も、変わらず私の心を照らしてくれています。