旅行や出張の際、スーツケースの使い勝手は快適さに大きな影響を与えます。というか、使いづらいスーツケースを買ってしまうとその取り回しの厄介さでストレスが溜まります。しかも一度購入してしまうと何年も使うので、何年も厄介な思いをする羽目になります。というわけでスーツケースは自分が思っている以上に重要だったりするわけです。

最近では、さまざまなタイプのスーツケースが登場していますが、私が個人的に強くおすすめしたいのが「上から開くスーツケース」です。一般的なスーツケースは真ん中でパカッと左右に開く「観音開き」タイプが主流ですが、上から開くタイプにはそれとは異なる数々の利点があります。

まず、上から開くスーツケースの最大の魅力は「場所を取らずに荷物を出し入れできる」という点ですね。ホテルの部屋や新幹線の荷物棚、空港のロビーなど、スペースが限られている場面では、スーツケースを完全に広げることが難しいことがあります。ビジネスホテルといっても広さは千差万別。広い部屋だと15平米くらいありますが、狭いところだと9平米なんていう狭さのところもあります。それで値段が1万円を超えていたりするので(足元を見られている?)、ちょっとイラッとします。

観音開きタイプだと、両側に広げるための充分なスペースが必要ですが、9平米の部屋だとちょっと辛い。でも上から開くタイプであれば、本体を立てたまま蓋を開けて荷物を取り出すことができるため、狭い空間でもストレスなく使えるわけです。

次に、荷物の整理整頓がしやすい点も見逃せません。上から開くタイプは、まるでバックパックやリュックサックのように、上から順に物を入れていく構造になっています。そのため、使用頻度の高いものを手前に、あまり使わないものを奥に、といったふうに自分の使いやすいように配置しやすいのです。また、立てたまま開けることで、移動中に中身がぐちゃぐちゃになるリスクも抑えられます。

さらに、上から開くスーツケースは、移動中の安全性にも優れています。観音開きタイプの場合、うっかり開いてしまったときに、左右に荷物がこぼれ落ちてしまうことがあります。一方、上から開く構造であれば、開口部が上部にあるため、中身が飛び出すリスクが少なく、安心感があります。

もちろん、すべての人にとって万能というわけではなく、荷物を一覧で確認したい方や、左右に分けてパッキングしたい方にとっては観音開きタイプの方が便利に感じることもあるでしょう。しかし、特に短期間の旅行や、頻繁に荷物の出し入れをする出張などのシーンでは、上から開くタイプのスーツケースは非常に頼もしい存在です。

私自身、以前は上から開くやつを使っていました。だから「ああそうかな」とありがたみを理解していませんでした。それが故障してからは買い換えて観音開きタイプを使っていましたが、地味に毎回面倒な思いをしました。そのスーツケースも無事? 破損して上から開くタイプに戻してからというもの、荷造りも荷解きもスムーズになり、旅先での小さなストレスがぐっと減りました。限られたスペースと時間を有効に使いたい方にとっては、非常に実用的な選択肢だと思います。

これからスーツケースを新調しようと考えている方は、ぜひ「上から開く」という選択肢も視野に入れてみてください。旅のストレスが一つ消滅してくれます。ああありがたいありがたい。