なにもかすみがうらマラソンに限った話ではありませんが、フルマラソンというのはものすごくものすごく疲弊します。これは走った経験がある方ならお判りでしょう。説明など必要ないでしょう。あの足の痛み。呼吸は大丈夫なのに、思うように足が動いてくれない。膝が言うことを聞かない。スピードがどんどん落ちていく。まだゴールまで10キロ近くあるのにこんな状態で、本当に完走できるのか? そんなことを考えながら、辛い、辛いと念仏のように唱えながら目指すゴール。まだゴールは見えない。確実に近づいているがまったくどこにゴールがあるのかさっぱりわからない。沿道で応援してくださる方とハイタッチしようとしたら肩がピキッとなるような痛みを感じた。
・・・とまあ書けばきりがないでしょう。にもかかわらず、喉元過ぎれば熱さを忘れるというのか、また数か月後にはフルマラソンにエントリーしてしまうのでした。
2025年4月20日(日)、土浦で開催されたかすみがうらマラソン2025。私も参加しましたがやはり辛かった。どう辛かったのか私なりに書き留めておきたいと思います。
1.睡眠不足
土浦駅近くのホテルに宿泊しましたが、24時間稼働の換気システムがうるさくてなかなか寝られませんでした。どうやら2003年以降に建設された建物は住宅にせよホテルにせよ、湿気やシックハウス対策などで設置が義務付けられているとか。私はシックハウスとは無縁なので余計な音を四六時中たてる迷惑設備でしかないのですが・・・。というわけで眠れたのは実質3,4時間程度だった気がします。辛い。
2.上り坂
昨年参加したおかやまマラソンは、平坦なコースと聞いていましたが実際は橋が多く、結果的に上り坂だらけとなりました。辛かった。かすみがうらマラソンも序盤に長い上り坂があります。序盤だからあまり問題にはなりません。これが35キロ地点にあったとすると、見た瞬間絶望して足が止まるレベルですが。この大会のアンバサダーは有森裕子さんですが、バルセロナ五輪でゴール手前の延々と続くモンジュウイックの丘を登ったなんて人間離れしている・・・。
このほかにも地味な上り坂がところどころにあります。普通なら上り坂だからといってどうということはないのですが、体力を削られた後の上り坂は本当に辛い。本当かよ、と思う方はぜひフルマラソンにチャレンジしてください。
3.向かい風
前日のように30度近い気温にならなかっただけまだマシなのかもしれませんが、後半のほとんどは向かい風になって辛かった。上り坂のような辛さこそないものの、ずっと風のせいで前に進むエネルギーが減殺されるので地味に辛かった。
4.気温が高い
4月下旬開催なので夏日になることもあります。この日はそれほどでもなかったですが、やはり辛かった。ゴール後に口の周りをこすったら塩が付着していました。いったいどれだけ汗をかいたんだ・・・。
5.石川満里奈さんがいない
「2025ミス日本グランプリ石川満里奈さんが、スペシャルサポーターに決定いたしました。 フルマラソン7.5キロ地点、日立建機エイドにて応援の予定です」と公式サイトに書いてありましたが、キョロキョロ探してもいません。その時本当にいなかったのか、探し方が悪かったのか。これも地味に辛い。
それと序盤に「自己ベスト達成したら広瀬すずがキスしてくれる」という看板を見かけました。一瞬ニヤリとなりました。私は自己ベスト達成しましたがそんなことは起こりませんでした。
6.そしてふくらはぎをつった
30キロを超えたあたりからは「もうだめだ」「辛い」のようなことばかり心の中に浮かんできます。そして35キロ地点で聞こえてきました、あの有名な「ロッキー」のテーマが。嗚呼、これが噂に聞くロッキーおじさんですか。本当にありがとうございます。このとき、私は背中を押されました。間違いなく。
こうして敗残兵のようになりながらもゴールまであと300メートルあたりまでたどり着いたとき、右のふくらはぎがピクピクと微動し始めました。あこれやばい、放置すると痙攣してめっちゃ痛いやつだ。頼むからあと1,2分でいいからもってくれ・・・。
そしてだましだましゴール! FINISHのラインを通過したその瞬間ふくらはぎが激しく痙攣を始め、動けなくなり消防団の皆さんに救護されました。いてててて!! と思いながら足を伸ばして応急処置を行っていただきました。「あそこの椅子で十分休んで帰ってください。しっかりと休まないまま帰って途中で倒れる人がいます」。そう言われました。というわけで10分くらい休憩してホテルに戻りましたが、行きは徒歩3分の距離だったのに帰り道はその倍以上時間がかかりました。私の記録は4時間40分。ところで広瀬すずはどこでしょうか。これも私の探し方が悪かったのかのでしょうか。きっとそうでしょう。辛い・・・。
末筆ながら、本大会運営に携わった方、また参加したランナーの方、沿道で応援してくださった方、すべての方々に心より敬意を表します。
・・・とまあ書けばきりがないでしょう。にもかかわらず、喉元過ぎれば熱さを忘れるというのか、また数か月後にはフルマラソンにエントリーしてしまうのでした。
2025年4月20日(日)、土浦で開催されたかすみがうらマラソン2025。私も参加しましたがやはり辛かった。どう辛かったのか私なりに書き留めておきたいと思います。
1.睡眠不足
土浦駅近くのホテルに宿泊しましたが、24時間稼働の換気システムがうるさくてなかなか寝られませんでした。どうやら2003年以降に建設された建物は住宅にせよホテルにせよ、湿気やシックハウス対策などで設置が義務付けられているとか。私はシックハウスとは無縁なので余計な音を四六時中たてる迷惑設備でしかないのですが・・・。というわけで眠れたのは実質3,4時間程度だった気がします。辛い。
2.上り坂
昨年参加したおかやまマラソンは、平坦なコースと聞いていましたが実際は橋が多く、結果的に上り坂だらけとなりました。辛かった。かすみがうらマラソンも序盤に長い上り坂があります。序盤だからあまり問題にはなりません。これが35キロ地点にあったとすると、見た瞬間絶望して足が止まるレベルですが。この大会のアンバサダーは有森裕子さんですが、バルセロナ五輪でゴール手前の延々と続くモンジュウイックの丘を登ったなんて人間離れしている・・・。
このほかにも地味な上り坂がところどころにあります。普通なら上り坂だからといってどうということはないのですが、体力を削られた後の上り坂は本当に辛い。本当かよ、と思う方はぜひフルマラソンにチャレンジしてください。
3.向かい風
前日のように30度近い気温にならなかっただけまだマシなのかもしれませんが、後半のほとんどは向かい風になって辛かった。上り坂のような辛さこそないものの、ずっと風のせいで前に進むエネルギーが減殺されるので地味に辛かった。
4.気温が高い
4月下旬開催なので夏日になることもあります。この日はそれほどでもなかったですが、やはり辛かった。ゴール後に口の周りをこすったら塩が付着していました。いったいどれだけ汗をかいたんだ・・・。
5.石川満里奈さんがいない
「2025ミス日本グランプリ石川満里奈さんが、スペシャルサポーターに決定いたしました。 フルマラソン7.5キロ地点、日立建機エイドにて応援の予定です」と公式サイトに書いてありましたが、キョロキョロ探してもいません。その時本当にいなかったのか、探し方が悪かったのか。これも地味に辛い。
それと序盤に「自己ベスト達成したら広瀬すずがキスしてくれる」という看板を見かけました。一瞬ニヤリとなりました。私は自己ベスト達成しましたがそんなことは起こりませんでした。
6.そしてふくらはぎをつった
30キロを超えたあたりからは「もうだめだ」「辛い」のようなことばかり心の中に浮かんできます。そして35キロ地点で聞こえてきました、あの有名な「ロッキー」のテーマが。嗚呼、これが噂に聞くロッキーおじさんですか。本当にありがとうございます。このとき、私は背中を押されました。間違いなく。
こうして敗残兵のようになりながらもゴールまであと300メートルあたりまでたどり着いたとき、右のふくらはぎがピクピクと微動し始めました。あこれやばい、放置すると痙攣してめっちゃ痛いやつだ。頼むからあと1,2分でいいからもってくれ・・・。
そしてだましだましゴール! FINISHのラインを通過したその瞬間ふくらはぎが激しく痙攣を始め、動けなくなり消防団の皆さんに救護されました。いてててて!! と思いながら足を伸ばして応急処置を行っていただきました。「あそこの椅子で十分休んで帰ってください。しっかりと休まないまま帰って途中で倒れる人がいます」。そう言われました。というわけで10分くらい休憩してホテルに戻りましたが、行きは徒歩3分の距離だったのに帰り道はその倍以上時間がかかりました。私の記録は4時間40分。ところで広瀬すずはどこでしょうか。これも私の探し方が悪かったのかのでしょうか。きっとそうでしょう。辛い・・・。
末筆ながら、本大会運営に携わった方、また参加したランナーの方、沿道で応援してくださった方、すべての方々に心より敬意を表します。
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