先日池袋の東武百貨店に足を運ぶことがありました。目的のフロアはたしか7階だったか8階だったか・・・、かなり上のフロアだったのでエレベーターを使うことにしました。エスカレーターにしてもよかったのですが、結局所要時間は同じくらいだろうと思っていました。
失敗でした。ものすごく待ちました。下手すりゃ階段のほうが早かったんじゃないかと思うほど。
一つ一つのフロアに停止して人が出入りして、また次の階へ。また人が出入りしてまた次の階へ。そうやって1Fに降りてくるまで数分。それから上がるまでまた同じことを繰り返します。J-POPなら2曲は聴けたんじゃないかと思うくらいの時間が経過しました。ランニングに換算すれば1.5kmは走れたはず。バーピージャンプに換算すれば・・・、いやもうやめておこう。
そしてふと思いました。もし自分がタワマン高層階に住んでいたら、毎日エレベーターを使うことになる。ということは毎日こんな時間の無駄に耐え続ける羽目になるのだと。高層階は、眺望の良さやステータス性が魅力ですが、実際に暮らしてみると私が思ったような「エレベーター問題」に悩まされる人が少なくないようですね。
たとえば朝の出勤・通学時間帯は、エレベーターの利用が集中し、長蛇の列ができることも珍しくありません。特に30階以上の高層階に住んでいると、エレベーターが満員で何度も見送らなければならないことも。結果として、エレベーターを待つだけで5〜10分以上かかることもあり、積み重なれば年間で数十時間ものロスタイムになります。(あくまでも理論上の話であって、エレベーターが多ければそういうことは起こりません。ただエレベーターが多いと管理費・修繕費が高くなりますね。)
このほか、東日本大震災を経験したあとではいかにも東京でこのあとこういうことが起こりそうですが、地震や停電が発生した場合、高層階の住人はエレベーターを利用できなくなりますから、復旧するまでは階段を使って移動せざるを得ないでしょう。10階以上に住んでいると、非常階段を利用するのは現実的とはいえない状況であり、生活の質が激落ちくん間違いなし。まあ、体育館の避難所暮らしよりマシといえばそうですが。それに、緊急時に迅速な移動ができない(地震が発生したあとでサッサと脱出できない)ことは、命に関わるリスクでもあります。
このようにタワマンの高層階は、眺望の良さや静かな環境などのメリットがありますが、エレベーターのせいで発生する時間損失は看過しえないほどの課題です。毎日の生活の中で積み重なる数分、数十分の待ち時間は、結果的に大きなストレスや時間の浪費につながります。毎日缶コーヒーとかの無駄遣いをする人はお金が貯まらないと言われますが、だったら毎日エレベーターで時間の無駄使いをする人も、タワマンに住んでいる富裕層に見えても「時間」という観点から見ると貧困層なのかもしれません。
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