こんなメールを受信しました。なりすましかと思いましたが、本物のようです。

Amazonプライム会員の皆様

いつも Amazonプライム をご利用いただきありがとうございます。

今後、皆様のPrime Videoの視聴体験が変わることをお知らせいたします。
4月8日より、プライム会員特典対象の映画やTV番組に制限付きで広告が表示されるようになります。これにより、Amazonは魅力的なコンテンツへの投資を継続し、その投資を長期にわたり拡大していくことが可能になります。

本変更に伴いお客様にご対応いただくことはありません。また、Amazonプライム会員の料金にも変更はありません。
なお、4月8日からは、広告表示なしのオプションにも月額¥390(税込)で申し込めるようになります。

(以下略)
へー広告が表示されるんだ。でもそのおかげで投資を継続できるんだね。
むしろそっちのがいんぢゃね!?うんうん!!!

・・・。

ってこらーーーあああ!(( ^∀^ ))www

いーわけあるかーい!!!(( ^∀^ ))(( ^∀^ ))(( ^∀^ ))

そもそも、映画館で一番うざいと思うのが、本編開始前の予告編です。数年前の話ですが80分の映画が始まる前に15分も延々と大して興味のない予告編を見せられたことがあり、これにはさすがにイラッと来ました。私は「その作品」を見るために映画館に来たのであって、予告編を見たくて来たわけではありません。

「本変更に伴いお客様にご対応いただくことはありません。また、Amazonプライム会員の料金にも変更はありません」とありますが、料金が変わらずに広告を見せられるということであれば実質的にはサービス切り下げに他なりません。広告が嫌? だったら390円払いなさい、というのは「値上」という単語を使わないで値上してるのとほぼ同じですね。

そもそもよく分からないのが、有料課金サービスなのに広告を見せるというもの。
NHKは受信料を払っている代わりに、広告はありません。これはわかります。それと質の高いドキュメンタリー番組が非常にありがたいです。

民放は無料で視聴できますが、番組の途中でCMが入ります。スポンサーが広告を出しているから私達は番組を無料で見られるわけですね。これもわかります。

YouTubeにも広告が入ります。これもスポンサーがいるから私たちは無料で動画を見られます。これもわかります。YouTubeを運営しているGoogleのビジネスモデルは、検索エンジンとか動画サイトとか、便利なツールを無料で提供して、そのかわりにユーザーの行動パターンを分析して、「あなた」にマッチした広告を見せるというものですから、あまり気分のいいものではありませんが・・・。

で、Amazon Prime Videoは受信料というか月額いくら、という課金なのに広告を見せてくるわけです。これはよくわからん。広告が嫌ならもっと課金してくれってか。「魅力的なコンテンツへの投資を継続し」とありますが、うざいと思うものを見せてそれで視聴者が付いてくるのでしょうか。私はちょっと疑問に思います。まあ私はAmazonの関係者でもなんでもないので、好きにしてくれとしか言いようがありません・・・。

にしても、動画サイトしかり、年を追うごとにインターネットでできることが増えているのは事実ですが、その割にはべつに私個人の幸福度は向上したという実感がありません。というかむしろ「あのコンテンツもチェックしなくては」という状況になり、かえって人間が発明したテクノロジーに自分が操られてるような気がしますが、この気持ちは私だけでしょうか?