一つの職場に長くいると、どうしてもマンネリという状況に陥ってしまいます。私もそうです。なんだかいるだけで嫌気が差してきます。もともと人と一緒に過ごすことが好きではないので人間関係やコミュニケーションを強要されてしまうのは不愉快です。それでお金をもらうしかないなんて、不幸です。

というわけで長くいればいるほど自己肯定感が下がってきてしまいます(私の場合)。自己肯定感とは、自分自身を価値ある存在と認識し、自分の行動や判断に自信を持てる感覚のことです。しかし、会社にしがみつく=転職できるほどの実力も市場価値もなく、いつの間にか歳を重ねてしまったという状況では、自己肯定感が下がりがちです。というか自分ですね。以下は完全に今の自分の自画像みたいなものですが、「会社にしがみつく(しかない状態になってしまった)ことで自己肯定感が下がる」ということを書き記してみたいと思います。

まずはじめに会社に依存することで、自分というものを「会社の一部としての役割」に限定してしまいます。その結果、人事異動で立場が変化したり、働きぶりが評価されなかった場合、自分かくあるべしと思っている価値が大きく揺らぎます。

他方で「この会社を辞めたら他に行き場がない」「どうせろくに転職もできまい」という感覚が不安を増幅させます(そういう性格なのでしょう)。このような心理では、判断力がが低下し、主体性を発揮できなくなります。その結果、無力感が強まり、自己肯定感がさらに低下していくわけですね。単なる老化だと言ってしまえばそれまでですが。

そしてどうなるか。自己評価が低下すると、新しい挑戦に対して消極的になります。これも単なる老化の一環なのかもしれませんが・・・。

そうやって考えていくと、会社にしがみつくことは、毎月決まって給与が振り込まれるわけですから、短期的には安心感を与えるかもしれませんが、長期的には自己肯定感が損なわれます。というか今の自分がまさにそれです。一人ひとりが会社に必要以上に依存するのではなく、自分のスキルを磨きつつ、よい転職の話があればそっちに飛び移ってしまうくらいの勢いがあるのがよいですね。

ところで、うまくいかないときは、何をやってもえてしてうまくいかないものです。これはどうやらそういうものらしいです。それは、「うまくいかない」という意識があるがゆえに必要以上に慎重になってしまったり、自暴自棄になって無謀になったりと、「普段の自分なら絶対にそんなことやらないよな」というような行動に結びつくからです。

そうではなくて、下手にアクションを起こすのではなく、さっさと寝て体調を整えるのも大事なことなのでしょう。そもそも深い睡眠を十分に取り、コンディションが良い朝には悪い未来を想像することそのものが難しいものです。うーん、そう考えるとどこでも瞬時に眠れてしまうのび太くんってじつはものすごく優秀な人材なんじゃないかと思えてきます・・・。