あくまでも自称ながらヴァイオリニスト一人で練習していると、なんとなく弾けているような錯覚に陥りがちです。しかしヴァイオリン曲というのはピアニストの助けがなければ作品の99%を演奏することができず、残りは無伴奏曲つまり激ムズ曲しか残りません。
「愛の挨拶」「タイスの瞑想曲」のような有名曲は必ずピアニストに伴奏をお願いすることになります。
その下ごしらえとしてYouTube動画などに合わせて練習し、そのうえでピアニストとの合わせに臨むわけですが、なかなか上手くいかないものです。
それでも、ピアニストとの練習は積極的に行うべきだと考えます。以下に私見を述べます。
まず第一に、音楽的な解釈の共有が挙げられます。ヴァイオリンとピアノはそれぞれ異なる楽器であり、ヴァイオリニストとピアニストで異なる視点や解釈を持っています。例えば、「タイスの瞑想曲」では、ヴァイオリンが旋律を奏でる一方で、ピアノはその下支えとして調和やリズムを作り出します。これを一人で練習しているだけでは、なんとなくやることがワンパターンになり(しかも自分はそれに気付けない)、全体として見たときに微妙になりがちです。ピアニストとの練習を行ってみて初めて「ピアノってこんなにグワーッと音を出すんだ。こりゃフォルテは思いっきり弾かないとヴァイオリンの音が響かないや」なんていう反省を得られるわけですね。
次に、アンサンブル技術の向上です。テンポや強弱の合わせ方、フレージングのタイミングなど、アンサンブルには細かな注意が必要です。これらをYouTubeやCDに合わせて練習することもまあ悪くはないのですが、動画ではない本当のピアニストと一緒に演奏することで、テンポの微妙な揺れや音楽的な呼吸感を共有し、深い一体感を得ることが可能です。こういうのをアンサンブルっていうんですよね。
練習のモチベーション向上という効果もありますね。一人で練習していると、ついマンネリ化してしまうことがあります。というかマンネリ化は運命的なものだと思います。しかし、ピアニストとの練習は新たな視点を得る良い機会であり、自分自身の演奏を客観的に見つめ直すきっかけにもなりるでしょう。
でも実際のリハーサルでは、初めて合わせる際に自分が想像していた以上に上手くいかないことも少なくありません。自分では完璧に練習したつもりでも、テンポが合わなかったり、タイミングがずれたりすることがあります。それとありがちなのが、「家では弾けたのに」というやつ。これは実際は「家では(そこだけ難所だとわかってゆっくりにするから)弾けたのに」だったりします。でもこれこそがピアニストとの練習の重要性を示すものでしょう。この「いてて!」体験を通じて、自分の弱点や改善点を明確にすることができ、結果的に演奏の完成度を高めることができるのです。
次に、アンサンブル技術の向上です。テンポや強弱の合わせ方、フレージングのタイミングなど、アンサンブルには細かな注意が必要です。これらをYouTubeやCDに合わせて練習することもまあ悪くはないのですが、動画ではない本当のピアニストと一緒に演奏することで、テンポの微妙な揺れや音楽的な呼吸感を共有し、深い一体感を得ることが可能です。こういうのをアンサンブルっていうんですよね。
練習のモチベーション向上という効果もありますね。一人で練習していると、ついマンネリ化してしまうことがあります。というかマンネリ化は運命的なものだと思います。しかし、ピアニストとの練習は新たな視点を得る良い機会であり、自分自身の演奏を客観的に見つめ直すきっかけにもなりるでしょう。
でも実際のリハーサルでは、初めて合わせる際に自分が想像していた以上に上手くいかないことも少なくありません。自分では完璧に練習したつもりでも、テンポが合わなかったり、タイミングがずれたりすることがあります。それとありがちなのが、「家では弾けたのに」というやつ。これは実際は「家では(そこだけ難所だとわかってゆっくりにするから)弾けたのに」だったりします。でもこれこそがピアニストとの練習の重要性を示すものでしょう。この「いてて!」体験を通じて、自分の弱点や改善点を明確にすることができ、結果的に演奏の完成度を高めることができるのです。
このように、ピアニストとの練習はヴァイオリニストにとって欠かせないものです。たとえ最初はうまくいかなくても、積極的に取り組むことで得られる成果は大きいでしょう。音楽は一人で完結するものではなく、他者との協力や対話を通じて初めて完成するものなのですから。
というわけで積極的にピアニストとの練習は行うべきなのですが・・・。
時給3,000円くらいするんですよね・・・。
まあ、プロに対する報酬ならそれくらいはかかっても不思議ではないか・・・。
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