このブログは「友だちいない研究所」と言います。つまり管理人である私には友だちがいません。友だちを求めているわけではなく、むしろいないほうが結局のところストレスが少なく、幸福を感じやすいからです。2025年新春には、ついに届いた年賀状は0通を達成しました。とても嬉しかったです。

友だちがいないほうがストレスが少なく、幸福を感じやすいなんて、よく考えてみたら当たり前のことですが、その単純な事実に気づくまでに私はこのブログで「自分には友だちがいない」「大学のグループワークの課題で友だちがいなかったので一人でグループワークをやった」みたいなことを7年近くにわたって書き連ねる必要がありました。これぞ夏目漱石が「私の個人主義」で言っていた「自分の鶴嘴で自分を掘る」というやつでしょうか。

そしてその性格は、陰キャというよりもむしろ内向型という性格によるところが大きいことも、色々な本を読み進めることでわかってきました。
『「ひとりが好きな人」の上手な生き方 内向型が力を発揮するための実践的エクササイズ』(ティボ・ムリス著)という本によると、内向型の人というのは世の中の半分を占めており、たとえば問題解決のためには

他人と問題を共有して解決策を見つけるよりも、自分の内面を見つめることを好む。私たちは黙ってひとりで考えることができるときに最高の状態になる。

(『「ひとりが好きな人」の上手な生き方 内向型が力を発揮するための実践的エクササイズ』より)

のだそうです。そして思考、観察、熟慮に時間を用いることで自分を刺激することができるのだそうです。遺伝によって外向型なのか内向型なのかは決まるようですが、外向型はエネルギーを消費するドーパミンとアドレナリンといった交感神経系とかかわりがある一方で、内向型はエネルギーを保存するアセチルコリンという副交感神経系とかかわりがあるようです。つまりものの感じ方が真逆なようです。

それはともかく、『ハリー・ポッター』シリーズなどで有名なエマ・ワトソンさんもまたじつは内向型の性格を持っていたということはこの本を読むまで知りませんでした。

「じつを言うと、私は社交性に欠ける典型的な内向型人間です。パーティーで脚光を浴びると、いつも緊張してしまいます。それは私にとって刺激が強すぎるのです。だからそんなときは休憩をとるために、いつも洗面所に行くことにしています。私をパーティーで見かけた人はたくさんいることでしょう。でも私は大勢の人と一緒にいると不安で仕方がないのです。雑談は大の苦手で、集中力が続きません」

(同書より)
社交性に欠けながらもよう芸能界で生き残っとるわ。そう思いましたが私が(今も)いたく応援している渡辺麻友さんもまたそうでした。彼女も明らかに内向型の性格でした。これは彼女を知る人なら誰もが同意するはずです。

これは、内向型の性格だからといって何かを演じたり、人前に出ることが不可能だというわけではないということを示唆しているものと思います。素晴らしい映画に登場し、世界中の人々に感動を届けることは、むしろそういう性格を武器にして、架空の人物の個性を掘り下げ、熟考したうえでその人になりきることで活躍の場を広げることができたのだと考えると、内向型の人にとっては励みになるのではないでしょうか。