『ラブライブ!スーパースター!!』3期最終回となる第12話「ずっとずっと!」が公開されました。思えば第1期が放送されていたのは2021年夏のこと。東京オリンピックの影響で放送休止にショックを受けていたのが3年前。もう3年も経過してしまったのかと思うと感慨深いです。そして3年といえばLiella! 1期生が結ヶ丘女子高等学校で過ごした時間に匹敵します。こういう長いようで短い時間をスクールアイドルの活動に捧げていたわけですね。
卒業式を控えた結ヶ丘女子高等学校。
久々に学校を訪れたかのんの目に映ったのは、ラブライブ!三連覇に向けて奮闘する2期生と3期生の姿だった。1期生が卒業しても、Liella!は進み続ける──そんな後輩たちの想いを知ったかのんたち1期生は、5人で新曲をつくりはじめる。かのんはライブを見てもらいたい人たちがいると言い出して…
Liella!11人の物語が終わる──はじまりの歌とともに。
『ラブライブ! サンシャイン!!』劇場版では、3年生達が1年生、2年生のパフォーマンスを見届けて次の進路に歩んでゆくその瞬間までを描いていました。『ラブライブ!スーパースター!!』では1期生たちが後輩たちにライブを見せ、想いを託したところで終わりとなっています。
卒業式という盛り上がりを見せる場面のあとにライブシーンが配置されているのもすぐれた構成です。私たちの感動が絶頂を迎えたそのあとに、制作陣が「ラブライブ! スーパスター!!」という作品に込めたメッセージを示そうとしているのですから。
曲はなんと「始まりは君の空」。これはLiella! のデビュー曲。なんと始まりの曲から活動がスタートし、紆余曲折を経てまた最初の場所に戻っています。
この曲の歌詞にはこう書かれています。
なにか目覚めそうだよ まだ名もないキモチが
違う明日を見たがってる 動きだしたくなったら
あとは勇気ときっかけ ほら 一歩目を一緒に飛ぼうよ
Liella! の活動はまさに意を体するものでした。スクールアイドルとして活動しても、成功するかどうかはわからない。ただ自分の好きを追求していた。好きを追い求めることに終わりなどあるはずもないから。そうするうちに共鳴する仲間が増え、「星の光よりも小さな輝き」はやがてラブライブ! 優勝という成果を掴み取り、新設間もない結ヶ丘女子高等学校の知名度向上に大いに貢献することとなったのでした。
これは、過去の「ラブライブ!」シリーズにあったような終わり方とはすこし異なります。「スーパースター!!」においては、「出発点」は「結論」でもあったということです。ただし最初に登場した「なにか目覚めそうだよ まだ名もないキモチ」はさまざまな展開、葛藤を通過して最後はまばゆいばかりの歓喜に包まれて回帰します。だからこそ最後の「始まりは君の空」には、最初にはなかったまばゆい輝きと力強い確信が漲っています。
この物語には、3期39話で3年を描かなければならないという慌ただしさがあったのは確かです。しかし、このような構成を見せつけられた以上、作品にも、制作陣にも心からの拍手を送りたいと思います。このあとの劇場版を心から楽しみにしたいと思います。・・・きれいに終わったので劇場版があるかどうか自信が持てませんが。もしあるとしたら渋谷かのん緊急帰国(お前はYOSHIKIか)みたいな内容になるのでしょうか?? これからも私はLiella! の活動に注目していきます。
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