このブログは「友だちいない研究所」といいます。友だちゼロの私がぼっちな日常を書き連ねるために始めたこのブログも無駄に長続きしています。人付き合いで時間を割かれないので記事作成のためのエネルギーを確保できているわけです。まあ、書いている内容なんて友だちゼロ、言い換えると友だち零。零式艦上戦闘機みたいでかっこいい、みたいなしょうもないことですが。
今でこそ東京に住んでいますが、横浜に住んでいた頃は無駄に人脈を広げようとしていましたが、東京に引っ越すと速攻でそのネットワークは消滅しました。大前研一氏の言う通り、無理に作ったネットワークは長続きしませんでした。
でも、なぜ社会人になると友だちができないのでしょうか。私みたいに人間関係はいらない、あるとストレスだから零に近ければ近いほど不幸を感じなくなり、幸福に近づくという感性の人は別として、普通の社会人であっても同じことを感じているはずです。
働き始めるとなぜ友だちができなくなるのか
学生時代みたいに損得勘定抜きで人と接することができなくなる。これは大きいでしょう。でももっと大きな理由は「時間」だと思います。働き始めると時間が足りなくなりますね。
『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』という本によると、カンザス大学のジェフリー・ホール教授は友人づくりについて研究を発表しているそうです。
単なる知り合いが友人と呼べるような存在になるまでには、約50時間は直接顔を合わせる必要があり、本物の友人になるにはさらに90時間、親友になるまでには200時間以上かかるというのです。
(この本はメンタリストDaiGo氏が非常に推薦していたようです。たしかに長期的に考えるのは他人に流されない人生を送るうえで大事ですね。)
これを考えると、学生時代に友人ができやすかった理由が見えてきますね。学校という環境は、自然と多くの時間を同じ人と共有する仕組みになっていました。授業や部活動、放課後の時間に至るまで、意識せずとも一緒に過ごす時間が確保されていたのです。それに比べて、社会人になると、同じように長い時間を共有できる環境は限られます。職場での同僚との時間もありますが、それは仕事が中心の付き合いです。純粋に個人的なつながりを築くには、仕事以外の時間を意図的に割く必要があります。
しかし、ここで「時間がない」というベルリンの壁のごとき問題が立ちはだかります。仕事の後にプライベートな時間を確保しようとしても、疲れや生活上の用事、さらには趣味や家族との時間など、競合する要素が多すぎるのです。その結果、友人関係の構築が後回しになりがちです。ましてや200時間以上を費やして親友になるとなれば、現実的には非常に難しいと感じてしまう人が多いのではないでしょうか。1回の顔合わせで2時間費やすとして、100回で2時間。月1度合うとしても100ヶ月必要です。8年はかかります。22歳のときに知り合って毎月会って30歳になる理屈です。自分で書いておいて何ですが、「1回の顔合わせで2時間費やすとして、100回で2時間。月1度合うとしても100ヶ月必要」、この計算式にはまるで現実味がありません。
さらに、働き始めると「何のために友人を作るのか?」という疑問が生まれることもあります。学生時代のように「ただ一緒にいるのが楽しい」という理由で関係を築くことが減り、実利的な視点が入り込んできます。この人と友だちになったら仕事に役立つか? 共通の趣味があるか? そういった条件が無意識に友人づくりのハードルを上げてしまうのです。
こうした状況を打破するためにはどうすれば良いのでしょうか? それはやはり「意図的な努力」が必須になります。例えば、定期的に趣味のサークルやコミュニティに参加したり、既存の知り合いと会う時間を積極的に作ることが重要です。また、オンラインのツールやSNSを活用して、物理的な距離を超えてつながる方法もあります。重要なのは「友人関係を築くことに投資する価値がある」と認識し、行動に移すことです。
しかし、ここで「時間がない」というベルリンの壁のごとき問題が立ちはだかります。仕事の後にプライベートな時間を確保しようとしても、疲れや生活上の用事、さらには趣味や家族との時間など、競合する要素が多すぎるのです。その結果、友人関係の構築が後回しになりがちです。ましてや200時間以上を費やして親友になるとなれば、現実的には非常に難しいと感じてしまう人が多いのではないでしょうか。1回の顔合わせで2時間費やすとして、100回で2時間。月1度合うとしても100ヶ月必要です。8年はかかります。22歳のときに知り合って毎月会って30歳になる理屈です。自分で書いておいて何ですが、「1回の顔合わせで2時間費やすとして、100回で2時間。月1度合うとしても100ヶ月必要」、この計算式にはまるで現実味がありません。
さらに、働き始めると「何のために友人を作るのか?」という疑問が生まれることもあります。学生時代のように「ただ一緒にいるのが楽しい」という理由で関係を築くことが減り、実利的な視点が入り込んできます。この人と友だちになったら仕事に役立つか? 共通の趣味があるか? そういった条件が無意識に友人づくりのハードルを上げてしまうのです。
こうした状況を打破するためにはどうすれば良いのでしょうか? それはやはり「意図的な努力」が必須になります。例えば、定期的に趣味のサークルやコミュニティに参加したり、既存の知り合いと会う時間を積極的に作ることが重要です。また、オンラインのツールやSNSを活用して、物理的な距離を超えてつながる方法もあります。重要なのは「友人関係を築くことに投資する価値がある」と認識し、行動に移すことです。
・・・と、ここまで書いて手が止まりました。「重要なのは「友人関係を築くことに投資する価値がある」と認識し、行動に移すことです」と記したその瞬間、大前研一氏の「意図的に作ったネットワークは長続きしない」という言葉が脳内にフラッシュバックしてしまったのです。
働き始めるとなぜ友だちができなくなるのか、これでお分かりいただけたと思います。
コメント