駅の近くまで自転車でやって来た。そして駐輪場に自転車を停めようとすると、うまく入らない。そういう経験は誰もがあると思います。

なぜうまく入らないのか? 答えは簡単で、

自転車(空きスロット)自転車

のように、自分が停めようと思っていた空きスロットに入れようとしても、左右の自転車が空きスロット(と言うのでしょうか)の上空スペースを侵食してまっすぐ入れることができないわけです。経験上、いわゆるカマキリハンドル(とでも言おうか?)の自転車だとわりと自分の自転車のカゴなどに引っかかって、うまくスロットに前輪をはめ込むことができません。

もたもたしていると電車が来てしまうのでこれはイライラします。

逆に、自分が先に駐輪場に自転車を停めると、後から来た人が私の自転車を押しのけて自分の自転車を強引にスロットにはめ込む人もいます。

そういうことが重なると、一番ダメージを受けるのが自転車のカゴです。ハンドルとかカゴとかに押しつぶされてしまうわけですね。

察するに、この問題の背後には、設計段階での以下のような配慮不足が考えられます。

1. スペース効率の優先
駐輪場の管理者がスペース効率を重視するあまり、1台あたりのスペースが必要以上に狭く設定される。

2. 自転車サイズの多様化への非対応
現在の自転車は大型のカゴやハンドル幅を持つものが増えているが、駐輪場がその進化に追いついていない。

3.利用者数の増加
限られた駐輪スペースに過剰な台数を詰め込むため、物理的なスペースが不足。

要するに設計の段階で、今後こうなるだろうという未来予測がなされておらず、規格どおりの駐輪器具を空いているスペースに機械的に設置したらこうなった、という光景が想像されます。

さらに、利用者側の問題点として次のようなことも考えられます。

4.焦って押し込む
特に混雑時や時間がない場合、利用者が自転車を無理やり詰め込むことでカゴが押されたり曲がったりする。

5.注意不足
周囲の自転車に気を配らずに駐輪・引き出しを行うことで、結果的に他の自転車を傷つけてしまう。

経験上、4は見るからに学生が使っているんだろうなという風情が漂っている自転車は、強引に押し込んでいるような停め方が散見されます。スロット式でなく、ただの平地に置く場合でも斜めに停めてスペースを無駄遣いしていたり、奥まで車体を入れないので通路にはみ出し、通行の妨げになるような停め方もやはり「これ学生のだろうな」という自転車によくある現象です。

肝心の回避策ですが、これらは自分でどうこうできる事柄ではないので、「回避策は無い」ということにならざるを得ません。幸いにして、自転車のカゴというのは通販サイトなどで安いものなら2,000円未満で取り寄せ可能なので、カゴは消耗品だと割り切って数年に一度は取り替えるものだという意識でいるのがメンタルヘルス的には最もラクなのではないでしょうか。

ちなみに自転車もモデルによっては「このカゴどうやって外すんだ?」という設計のものがあります。こうなるともう自転車屋とかホームセンターとかにカゴを持ち込んで工賃を支払って取り替えてもらうしかなさそうです。素人が無理に外そうとしてもいまいちうまく行くかどうか分かりませんから・・・。

というわけで給油が不要な自転車といえども、やはり維持費というのは発生してしまうようです。