ついにファミマでも取扱がスタートしたかという感があります。できれば秘密にしておきたかった。でも実力あるものが世に知られるのは当然です。

そう、NZワインがいよいよファミマでも販売されるようになりました。「コア ソーヴィニヨンブラン 750ml」という商品です。

ファミマの公式サイトにはこう紹介されています。

ニュージーランド国内最大のワイン産地、マールボロで醸造した白ワインです。華やかで清涼感があるマスカットや青りんごの香りが広がり、爽やかな酸味とジューシーな果実味が調和した味わいです。さっぱりとしたシーフードなどの食べ物との相性抜群です。

【アルコール度数:12.5%】 ファミリーマート通常価格 1,453円(税込1,598円)
コンビニで売られているワインにするとちょっと高めの価格設定。でも成城石井とかで売られている同じNZのワインは3,000円くらいですから、かなり価格面での努力がうかがわれます。

では一体うまいのか? ですが、これはたしかにうまい。もちろん一流のNZワインには引けを取ります。ただ「コンビニで買えるワイン」というジャンルに限って言うならばかなりハイレベルであることは間違いないでしょう。なんだか「偏差値50の学校の秀才」みたいな言い方ですが。

あくまでも一般論にはなりますが、NZの白ワインは、まるで自然の美しさをそのままボトルに閉じ込めたような味わいが魅力です。世界中のワイン好きたちから熱い支持を受けているその秘密は、NZ独自の地理と気候、そして情熱的なワイン生産者たちの腕前にあります。

まず、NZ白ワインの代表選手と言えば、なんといってもソーヴィニヨン・ブラン。特にマールボロ地方で生まれるものは、口に含んだ瞬間に爽やかな柑橘類の香りが広がり、青りんごやパッションフルーツのようなジューシーな味わいが楽しめます。「まるで新鮮な果物をかじったみたい!」という声が聞こえてきそうなほど、フレッシュで個性的な風味が特徴です。酸味がシャープで後味がスッキリしているため、特に暑い日の一杯や、シーフードとのペアリングにぴったり。牡蠣やエビに合わせると、まさに天国の味わいです。牡蠣といえばシャブリの組み合わせが有名ですが、こちらもGoodでしょう(私は食あたりを警戒して牡蠣は避けていますが)。

次におすすめなのは、NZ産のピノ・グリ。こちらはソーヴィニヨン・ブランよりも少しリッチでクリーミーな口当たりが特徴です。洋梨や桃、ハチミツを思わせる香りが漂い、料理との相性も抜群。スパイシーなアジア料理やクリーミーなパスタとも驚くほど調和します。ゆったりとした夕食を楽しむときや、家族や友人とゆっくり語り合う場面にぴったりです。

では、こんなNZ白ワイン、どんな人に向いているのでしょう?
答えは簡単。「自然の恵みをダイレクトに感じたい人」です。フレッシュな味わいを好む人、アウトドア好きでキャンプやピクニックを愛する人、または重すぎないワインを飲みたいという人には特におすすめ。また、初心者にもぴったりです。ニュージーランド白ワインのわかりやすい味わいは、「ワインって難しい」と思っている人の肩の力を抜いてくれるはずです。

ちなみにNZワインはなぜか名作ワイン漫画『神の雫』ではほとんど登場しませんでした。見落とされているのでしょうか。理由は分かりませんがNZワインの美味しさは飲めばきっと分かります! ファミマでもNZワインが手に入るということで、NZがぐっと近づきました。