これまでなんとなくランニングしているだけでしたが、それでは走力向上はほとんど期待できず、フルマラソンのタイムも縮むわけではないことを知り愕然となりました。

改めてマラソンの走力向上の秘訣を探るべく、色々な本を読んだり、ランニング系YouTuberの動画をチェックしたりしていると、あることに気づきます。

人によって言うことが全然違うぞ。

たとえば、腹筋や背筋を鍛えたほうがいいと言う人がいます。曰く、腹筋や背筋つまり体幹は本当に体の幹であって腕や足は枝葉であるから、幹を鍛えることでランニングフォームが安定し、スピードアップになる。

別の人は、そういうことはあまり関係がないと言います。

どちらも素人の意見ではなく、オリンピックとか箱根駅伝の経験者です。自分なりの経験とか、コーチからの助言とかがベースになっていることは明らかです。

このほか、長い距離をゆっくり走る=Long Slow Distance つまりLSD走を取り入れたほうがいいという人もいれば、いやいや仕事や子育てで忙しい人にそんな時間はない、1日30分でいいからインターバル走を繰り返すべきだという人もいます。しかしランニング系YouTuber曰くインターバル走は負荷がかかるから故障の原因になる、だからあまりやらないほうがいいという人もいます。

一体何が本当なんだ?

こうして食い違った情報をいくつもインプットしていると、段々と目標としているタイムや、自分のレベル、それに自分の体質体格、割けるリソースといったいろいろな条件の違いによって、トレーニングメニューも左右されてしまうことに思い当たります。

よく考えてみれば当たり前の話ながら、人の身体というのは個体差がものすごく大きいです。また、練習環境もたとえば北海道と沖縄では気候の違いを考慮すると全然異なるものです。となると、どのような情報源にアクセスするにせよ、そのまま書いてあることを自分に当てはめるというのは現実的ではないということです。自分の肉体とか使える時間とか、いろんなものを考慮して自分でメニューを組み立てる必要があるということでしょう。

こう考えると、マラソンのトレーニングと受験勉強は似通っている点が多いことに気付かされます。
マラソンはサブ3(3時間切り)や完走など、明確な目標を設定し、それに向けたトレーニング計画(例:月間走行距離、ペース走、インターバルトレーニング)を立てることが重要ですが、受験勉強でも合格する大学や学部、得点目標を定め、教科ごとの学習計画(例:1日2時間数学、週に1回模試の復習)を作ることが必須です。どちらも具体的なゴールがあることで、努力の方向性が明確になり、効率的に進められるわけです。

マラソンは同じコースを繰り返し走る、一定のペースを守る練習を重ねることで、身体が負荷に適応し、効率よく走れるようになります。受験勉強でもじ問題集を繰り返す、模試の復習を徹底することで、知識が定着し、問題に対応する力がつきます。どちらも 成果を上げるためには反復が欠かせず、努力を重ねることで効果が蓄積します。

いずれにせよ、ただがむしゃらにやればいいというものではなく、自分の現在地や目標などを客観的に把握しなければならないということでしょう。うーん、正直めんどくさい・・・。