私はいわゆる陰キャ歩き(直線でシャカシャカと黙って歩く。命名ワイ)を毎日のごとく行っています。そうすると時間が節約できて得です。
その私は、新幹線を利用するために東京駅に降り立つたびにいら立ちを抑えることができません。人が多くて歩きづらいのです。国内外からの旅行者とか乗り換え方法を知らない人とか、単に道に迷っているだけの人とか、色々な人がいて歩きづらい。

加えて、東京駅は日本最大級の規模を誇るターミナル駅で、複数の鉄道路線や新幹線、地下鉄が接続しています。このため、ホームや改札口が広範囲に分かれており、目的地までの距離が長くなることが多々あります。特に、丸の内口と八重洲口の間を移動する場合、距離が数百メートルに及ぶため歩くだけで嫌気がさします。

さらに新幹線、在来線、そしてすこし離れた場所に地下鉄の駅が複数あるという構造であり、た利用者が1日に数十万人に上ります。朝夕の通勤時間や観光シーズンには特に混雑し、狭い通路で人の流れが滞ることが頻繁にあります。混雑によってスムーズに歩けないことが、歩きづらさを生む原因の一つです。一応案内板がありますが、行き先や路線ごとに分かれており、表示の内容が細かすぎて一目で理解しづらいことがあります。急いでいるときには、どの方向に進めばよいか迷ってしまい、効率的に歩きづらく感じる要因になります。また、外国人観光客向けに多言語対応の案内板も増えていますが、見慣れていない人には逆に混乱を招くでしょう。

そう思いながら私はふと思い出した。成田空港は歩きやすかった。そりゃそうですよね。成田空港には「東京一番街」とか駅ナカ商業施設みたいな余計なものはありません。「JAL100便はA10ゲート」のように分かりやすく電光掲示板に案内され、その場所に向かって歩くだけで絶対に到着できます。通路はまさに通路であって、地下街のように四方八方に分岐していません。こりゃ道に迷うほうが難しいでしょう。

そこまで考えて、東京駅が歩きづらい理由をもう一つはたと思い至りました。
成田空港は(ほかの空港もだが)、通路は本当に通路である以上、前に進む人と前から進んでくる(すれ違う)人の2方向くらいしか基本的に人流が存在しません。そして歩く歩道の存在がその人の流れをなおさら整然とさせます。

他方で東京駅は、道の両側に店があったり、前に進む人、右から左へ来る人、左から右へ来る人、すれ違う人、謎に斜め方向に歩いていく人、斜め前からなぜかこっちに近寄ってくる人・・・、のように人が向かうベクトルが交錯しやすい状況にあります。なおかつ空港のように手荷物を預けた後に歩き始めるという仕組みがありませんから、必然的に大型荷物を持って歩く人だらけになります。

数か月ぶりに東京駅から新幹線に乗車してみて、こんなに歩きづらい駅だったかな、いや今に始まった話じゃないな・・・、と思い人の流れを見ていると、成田空港と比べて明らかに雑然としていることに気づきました。こんなしょうもないことに気づいても混雑が解消されるわけではありませんが、個人的納得感を書き留めておくために記事化しておきます。