「練習は根性、試合は勇気」はボクシングの世界チャンピオンだった輪島功一さんの言葉です。練習は辛いもの。だから根性が必要です。さもなければ実力は培われません。さらに、その実力を発揮するには、試合に出るという勇気が必要だということです。
もしかしたら、勝利を収めるかもしれない。逆に、ボコボコにされて負けるかもしれない。たぶんボコボコにされるだろう。だったらやめておけばいいものを、でももしかしたら勝つかもしれない。きっと負けるだろうけれど・・・。
そう逡巡して、ようやく試合に出る決断をしました。
当日、やっぱりボコボコにされて負けました。
なんていう経験を繰り返して、ちょっとづつ強くなっていく。それがボクシングなのでしょう。
でもこの言葉はヴァイオリン練習においても当てはまりますね。
嫌な話ですが、上達のためには繰り返しの練習が欠かせません。音階練習なんて面白いと思う人はいるんでしょうか。たぶん大半の人が「ああそうかな」と歯を磨くような感覚で、「これはとにかくやるものなんだ」という感じで取り組んでいるはずです。私みたいに「ラブライブ! サンシャイン!! Aqours浦の星女学院RADIO」を聞きながら音階を弾くろくでもない奴もいます。
・・・とにかく繰り返し浦の星女学院ラジオを聞きながら音階を練習することで、基礎技術が定着するはずです。
一方、本番で演奏する際には、練習で培った技術を自信を持って表現する「勇気」が必要です。いやそれ以前に、「どうしようかな」「やめとこうかな」「そもそも俺ヴァイオリンやめようかな」と思ってしまいがちです。
そうなると練習中には完璧に弾けていた曲も、本番での緊張感やプレッシャーのせいで思うように演奏できないことが多々あります。このような状況では、緊張を乗り越え、自分の演奏に対する信念を持って挑む勇気が欲しいところです。本番で勇気を持って臨むことで、演奏に自信が生まれ、さらに自分の表現力を発揮しやすくなるのです。この勇気というのは楽器店には売ってないので自分の心の中から召喚するしかありません。ないときは出てきません。
というわけで大体「ああすればよかった」と悔いを残す本番での失敗や、ちょびっとの成功体験は、次の練習へのモチベーションになり、さらに根性を持って練習を重ねることに繋がります。このように、練習と本番は相互に作用し合い、演奏者としての成長を促すはずです。
こう考えると、輪島功一さんの「練習は根性、試合は勇気」という言葉は、ヴァイオリンを学ぶ人にとっても、その生活は練習と本番を繰り返すサイクルであることを考慮すると、十分通じる考え方です。この言葉が支えとなり、自分を励まし続ける力になるでしょう。にしても「練習と本番を繰り返す」って、毎年それほど上達しているわけでもありませんから、同じところをぐるぐる堂々巡りして、1歳老化して死に近づいてるだけな気がしなくもないです。いやこれが真実だと思います。
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