2024年10月6日(日)より放送がスタートした『ラブライブ!スーパースター!!』第3期。この第2話は「トマカノーテ」。あらすじは次のようなものでした。
夏美の妹・鬼塚冬毬を加え、新スクールアイドル部は3人での活動を開始する。

冷静沈着でダンスも完璧、けれどつかみどころのない冬毬に、振り回されるかのんとマルガレーテ。初舞台としてリモートライブへの参加は決まったものの、スクールアイドルをやる目的もスタンスも違う3人はちぐはぐで…そんな中、かのんは3人で曲を作ろうと提案する。

それぞれが異なる想いを秘めた3人ユニット──トマカノーテの歌がはじまる。

トマカノーテ・・・。一瞬ドラクエの呪文かと思いますが違いました。あきらかに3人の名前を2文字ずつ持ってきてくっつけています。ユニット名をどうするか悩む場面はアニメでは表現されていませんでしたから、(どうせいつかLiella! と合併するのだからと)適当につけた名前な感じがしますが、それよりも名前を並べてユニット名にする辺り、チクレカスを思い起こさせニヤリとなります。

個人的には今回もやはりウィーン・マルガレーテがいい味を出しています。第2期ではLiella! の前に突如立ちはだかる強大なライバルとして描かれていました。その実力たるや、たった一人でラブライブ! の優勝候補Sunny Passionから勝利をもぎ取ったほどですから、さぞかし素質があるのでしょう。

と思いきや体幹の強さではさっそく鬼塚冬毬にかなわなかったり、3人一緒のトレーニングで苦しそうな表情を見せたりと、なんだか「強い敵キャラを仲間にしたら突然弱くなった」みたいな、少年ジャンプとかでよく見かけるアレみたいな風情が漂います。このウィーン・マルガレーテは本当にあのウィーン・マルガレーテと同一人物なのでしょうか。

そして配信ライブでトマカノーテの出番になると、視聴者がどんどん目減りしていきます。これは辛い! 理由は簡単で前回のラブライブ! でウィーン・マルガレーテ自身がアイドルはくだらないと批判したからに決まっています。かつて乃木坂46の主要メンバーだった橋本奈々未さんは「したことは返ってくる」という言葉を座右の銘としていました。ウィーン・マルガレーテはそのとおりになりました。そりゃそうでしょう、「ここ(ラブライブ!)がいかに低レベルであるかを、スクールアイドル達に知ってもらうため」など、アイドルを見下した発言をしていました。似たようなことを複数回喋っているということは本音なんでしょう。でもそんなことを言ったら「だったらこんなところに来るな。そんなに自信があるなら劇団四季の採用試験でも受けてみろ。てかお前音楽高校受験失敗してんじゃんwww」なんてツッコまれるのは目に見えています。見る人をイライラさせるアイドルなんて、意味不明です。そりゃ視聴者も減りますわ。自業自得ですわ。痛い!!

果たしてこの先、どうやってトマカノーテとLiella! はひとつのグループになっていくのでしょうか。はっきり言って第3期放送開始のはるか前からLiella! 3期として鬼塚冬毬とウィーン・マルガレーテが一緒にライブをしたりYouTube生放送などをガンガンやっているので、結局どこかで一緒になるのは分かりきっていますが、たぶんあっと驚く展開になるはずです。引き続き第3話も見守っていきたいと思います。