全国どこにでもある東横イン。ビジネスホテルの有名チェーンでどこでも同じサービスが受けられるので安心できます。知らないホテルに宿泊したら「こんなはずでは」ということが往々にして起こりえます。でも全国一律同様のサービスということであればそんな心配とは無縁です。

しかし一つ欠陥を抱えていました。私の経験ですが時計の秒針がうるさくて眠れない、ということが過去にありました。たしかあれは新横浜の東横インだったはず・・・。

だったらそれ以後宿泊するのをやめておけばいいものを、成田空港早朝の飛行機に搭乗する都合上、成田で前泊するはめに。楽天トラベルで調べてみたところ、東横イン成田空港本館というところが最安値だったのでここに予約しました。まあ空港から無料送迎バスも出ているみたいですから、まあいいでしょう。
でも眠れないのは困る・・・。そう思いチェックインして自分の部屋に入ってみると・・・。

時計の秒針がありませんでした。

ネットで「東横イン 時計 うるさい」「東横イン 時計 秒針がうるさい 眠れない」のようなキーワードで検索してみると、本当にそういうレビューを見つけたことがあります。ということは私と同じ経験をしてしまった人が世の中にはいるということです。

そして東横インは全国チェーンであるからには、全国どこでも同じ時計を採用しているはず。
ということは、そのような苦情があって時計を一新したのでしょうか。いずれにせよ私の懸念事項は一つ解消されました。

ちなみにですが、時計の秒針というのは自分が思っている以上に大きく聞こえることがあります。これも私の経験ですが、ホテルの秒針がうるさくて眠れなかったのと並ぶ最悪体験だったのが、コンサートホールで耳にしたスウォッチの腕時計の秒針でした。これはうるさかった。隣の人の腕時計のカチコチいう音が、オーケストラの音楽とは無関係に聞こえてきて本当に嫌でした。数千円払って不愉快な気分にさせられるなんて、なんて不幸なんだ・・・。これには自己肯定感をかなり下げられました。

ちなみに私は以前大学入試関連の仕事をしていたことがあります。入試会場で試験監督が時間を確認するために用いるのは電波時計であり、音がしないデジタル時計でした。秒針がないのは、要するに受験生から「秒針がうるさい」というクレームが来ると困るからです。これが自分の学校の入試ならまだマシなほうで、大学入学共通テストだったりすると独立行政法人大学入試センターに報告しなければならなかったりと、ものすごく面倒なことになってしまいます。

このようにたかが秒針といえどもその音のせいで余計なトラブルを招いたりすることがあります。正直な話、時計はアナログである必要性はない以上、なるべくデジタルのほうを使ったほうがいいのではないか、とすら思えてきます。