マッチングアプリを使っていると男女ともにドタキャンされる、という事象にいつか必ず出くわします。続ければ続けるほどドタキャンが多いことに呆れ返ります。約束当日、ひどいと数時間前に「すいません体調が悪くなりました」などと具体性ゼロ、一言で済ませて終わりにしてしまおうという魂胆ミエミエなメッセージを送りつけてきたり、ブロックしてこれまでのやり取りそのものを隠滅させてしまう者など、わんさかといます。
手法は様々ですがとにかく無責任。こういうのを複数回経験すると、「ひところ『絆』なんて言葉が流行ったけど、あれウソだろ。どうせ他人の目があるから仲間っぽく振る舞ってただけだろ。悪目立ちしたくないから周りに合わせてただけだろ。本当は赤の他人なんてどうでもいいと思ってるだろ」という気分になります。(この説はかなりいい線行っていると思います。)
ただドタキャンが横行するとユーザーの満足度が下がり、利用頻度が下がって収益性もまた低下してしまいます。養分が失われるのは運営にとっては避けたいことですから、最近は運営側も「ドタキャンを防ぐためのハウツー」とかを公表しています。でもその言葉のなんと虚しいことか・・・。
「ドタキャンを防ぐためのハウツー」が虚しすぎる
マッチングアプリ「Omiai」の「ドタキャンを防ぐためのハウツー」という告知事項のうち、「■ドタキャンを受けて(して)しまったら」という項目。これは一体なんだ。
ドタキャンは、される側とする側のどちらの立場にもなってしまうことがあります。
ドタキャンは、された側には悲しい気持ちや相手を非難したい気持ちが生まれるかもしれませんし、する側にも罪悪感が残ります。
前述のハウツーをまとめると、ドタキャンの一番の回避方法は、「自分がされてイヤだと思うことは相手にもしないようにすること」だと思います。
本当にやむを得ない事情でドタキャンを受けて(して)しまうこともあると思いますが、その場合には、きちんとお相手にお詫びと事情を説明しましょう。また、お相手を非難したり責めたりせず思いやる姿勢も大切です。
真剣な出会いを探す場だからこそ、お相手への配慮はとても大事なことです。
「今やりとりしているこの人が将来のパートナーになるかも」というお気持ちで楽しくコミュニケーションをとってください。
「する側にも罪悪感が残ります」。嘘だろう。罪悪感が残るならもうちょっと申し訳なさそうな文章くらい書けるだろう。罪悪感がないからこそ「体調が悪くなりました」みたいな軽い一言で済ませられるのだろ。違うか。
「相手を非難したい気持ちが生まれるかもしれませんし」。いやそりゃ軽く片付けて終わりにしようと言う奴・謝罪もない奴は社会人失格だから、非難されて当然だろ。違うか。
「「自分がされてイヤだと思うことは相手にもしないようにすること」だと思います」。お前は小学校の先生か。
「きちんとお相手にお詫びと事情を説明しましょう」。そういうのが全く無いから非難されて当然なんだ。違うか。
「「今やりとりしているこの人が将来のパートナーになるかも」というお気持ちで」。これ書いた奴本当に馬鹿だな。将来のパートナーになりたくないからドタキャンしたんだろ。
そもそもなぜドタキャンが起こるのか。根本的に、マッチングアプリだと、とくに都市部では選択不可能なほど異性会員がいて、無制限と言って良いほど見比べ・えり好みが可能となります。また、女性ユーザーは毎日対応不可能なほど「いいね」を受信するため、なおさらえり好み傾向が強化されます。したがって「他にも相手はいるわけだから、こいつ一人切っても問題なかろう」という、ひとつひとつのご縁を粗略に扱う方向に傾いて当然です。
つまりは「インターネット」と「縁結び」は甚だ相性が悪い。ドタキャンが横行する理由はこれに尽きます。
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