タイトルのとおりです。人間は嘘をつきます。小学生なら「怪我をした。全治一ヶ月だ」など見え透いた嘘をついて親とか先生に怒られます。中学生になるともうちょっとまともな嘘をつきますがだいたいバレますね。高校生になると知恵もついてきてさすがに嘘も巧妙になってきて、大人が見抜けないこともあります。でもバレていないと思って同じ言い方を続けて最後にばれるというのが大体のパターンです。大学生になるともう少し知恵もついてきて、レポートを書くときに参考文献をそのまま丸写しするのではなく一度機械翻訳で英語にして、それをもう一度機械翻訳で日本語にすると丸写していることがばれない・・・。私は大学生からそういう話を聞いたことがあります。

さていわゆる婚活をやっていると人間は嘘をつくものだということをとても実感します。

例えば・・・。これは私が実際に経験した事例です。

駅で待ち合わせをしましょうということになっていました。予定時刻になって女性が現れ、一目私を見るや0.1秒だけ失望したような表情をさっと浮かべ、また普通の表情に戻る、ということがありました（こう書いているということは、私はそれに気づいたということです）。

当然この女性からはお断りされました。しかしその理由というのが、婚活エージェントからのフィードバックによると「価値観の違い」だというのです。

嘘だ。私はそう思いました。なにせ私を見て一瞬だけ嫌そうな顔をしたというところから考え、「価値観の違い」が本当の理由ではなく、実際のところは私の背が低かった（私は男で身長156cm）・見た目が嫌だったからだというのは明らかです。が、見た目が嫌だから断ったなどと言うと、婚活エージェントに「この人は、人を見た目で差別する人間だ」ということがバレてしまうので、「価値観の違い」という もっともらしい理由を持ち出して私に断りを入れてきたのでしょう。

この手の嘘は山程あります。「明日のお昼に新宿で待ち合わせてご飯を食べましょう」という約束をしていたにもかかわらず、前日または当日になってドタキャンしてくる人がなんと多いことか。婚活をしていると、実生活ではありえないほど不自然なまでに多頻度で女性は「体調不良」になります。

他方で男性は、女性と会う前にお店を決めたり、デートプランを考えたり、 様々な作業が発生しているものです。 それを 体調不良と言ってドタキャンして相手との人間関係を断ち切ってしまうのは極めて男性側の苦労を一切考慮していない傲慢な仕草であり、到底容認できるものではありません。

私がこのように書き記したことは、YouTubeで検索すると山のように類似の体験談が出てきます。そして、婚活をやっていると女性の嘘を聞くたびに「ああまたか」と感覚が慣れてきてしまいます。

要するに女性は自分にメリットをもたらさない男性と人間関係を構築することは無駄だと考えているのでしょう。でなければ、スイッチを押すように気軽に嘘をつくはずもありません。まさに、やればやるほどバカバカしくなり、「なぜ私はここまで嫌な思いをしなければならないのだろう」と自己肯定感が下がっていく。これが婚活です。