お台場にあるマダム・タッソー。本家はロンドンにあります。これは各界の著名人たちの等身大フィギュアを展示している施設であり、たとえばチャップリンやヒトラー、ベッカムやレディー・ガガらの本物さながらのフィギュアが間近で見ることができます。

私がロンドンのマダム・タッソーを訪れたのはたしか20年前。その時は1ポンド200円ほどで、入館料は20ポンドつまり4,000円ほど。高い! ところが2024年現在は6,400円ほど! ますます高い! いや日本が経済成長していないだけか。

ちなみにお台場のマダム・タッソーは入館料は2,100円(事前予約の場合)。映画より高いですが、お台場という立地とか展示内容を考えればまあ妥当でしょう。

普段の私なら絶対にこういうところに行きませんが、いつまで私が東京に住んでいられるか微妙になってきたので、もしかするとこれが最初で最後かもしれないと思いつつ、若干の焦りを胸にやってきました。等身大の渡辺麻友さんを求めて・・・。

渡辺麻友さん等身大フィギュアに往時をしのぶ

このブログで何度も書いたとおり、私は今も渡辺麻友さんをいたく応援しています。6年前の今はミュージカル『アメリ』で主演をしていたのに、2020年に突然の芸能界引退。残念でなりません。2019年秋のファンクラブイベント、あれが渡辺麻友さんをこの目で見た最後の時となりました。

ありがたいことに(運営にしてみればまずいことに)、日曜の午後だというのにマダム・タッソーはガラガラ。おかげで静かな環境のもと、渡辺麻友さんと再会することができました。並んでみると私とほぼ同じ背丈。こんな小さな体でAKB48の主要メンバーとして様々なメディアに連日登場し、グループをもり立てていたのだと思うと思わず襟を正したくなります。

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何の衣装を着ているかといった説明は不要でしょう。すでに芸能界を引退しているにも関わらず、ずっと展示を続けていてくれるのはとてもありがたいことです(ご本人はどうお考えなのかは分かりません)。

かつてのAKBのイベントを思い出し、静かな気持ちになって部屋の奥へ進むと・・・。

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なんと、手型がありました。私は思わず自分の手を重ねて(気持ち悪い)、かつての握手会を思い出し、彼女の手はこんなに小さかったのかと驚きました。コロナ以後、かつてのような握手会が開催されなくなってしまってからというものどんどん記憶が薄れていきますが、あの時のことを思い出してまた胸が熱くなりました。

フィギュアはいつまで展示しているのか分かりませんが、もし私が引き続き東京に暮らし続けることができたならば、年に1回くらいは思い出と再会するために訪れてみたい場所になりました。


*メンテナンスなどのため、フィギュアは一時的に展示から外されることがあるようです。