ネットで鉄道の切符が予約できるようになる前は、いちいちみどりの窓口に出かけて行かなければなりませんでした。ところがこのみどりの窓口というのが曲者で、対面販売であるため、前のお客さんがごちゃごちゃ言う奴だととたんに行列が進まなくなります。
「本日14時以降で、最も早い時刻に東京駅を出発するのぞみ自由席で、名古屋まで1枚。乗車券も名古屋までで、片道でOKです」と一言でわかるように注文を伝えられるお客さんならいいのですが、自分の頭の中でどういう切符を買えばいいのか頭の中で整理できておらず、窓口まで来ていちいち悩む人がいます。こういう奴が一人いるだけで本当に渋滞します。
でもえきねっとで予約して、出発当日に券売機で発券。スマートにホームへ。
というのが理想なのですが、現実にはそうは行かない事態もあります。機械で発券しようとしても、それがスマートにできない、という想定外の事態もあります。
えきねっとで予約したのに、券売機で発券できない
えきねっとで予約したのに、券売機で発券できないってどういうこった。お前が何かミスったんだろ、そう思うかもしれません。いえ普通そう思うでしょう。
そうじゃないんです。私が遭遇したのは、券売機に行列ができていて、ちっとも前に進まないというパターンなのです。
一体何が起こっているのか・・・? じつは、前方のお客さんが券売機の使い方が分からず、駅員さんから直接説明してもらっているが、それでも使い方が分からないということが発生していました。何分もかかってようやく購入。モニターに書かれてあるとおりにパネルをタッチすれば切符は買えるはずなのに、一体なぜ。日本語が理解できないのでしょうか。
というわけで一人クリア。行列は一人分進みました。ところが次のお客さんも使い方が分からず、駅員さんから直接説明してもらっているが、それでも使い方が分からないという地獄。この人はさらに横浜からやって来てこの駅で合流する予定の妹の切符まで買おうとし、タッチパネルを操作しながら妹と電話してどの切符を買おうか決めていました。そんなものは事前にすり合わせておけ。この人は切符の買い方が分からず、数分パネルをいじった挙句何も買わずに離脱しました。
このとき私がいた駅では券売機が2台しかないので、1~2人こういう人がいると本当に渋滞します。切符の買い方に自信が持てない、だから事前に調べておこうという発想にならないようなのです。
このほか、家族の分数枚の切符を買おうとして、座席をどこにするか数分にわたってあれこれ画面を切り替え、やはり数分かかっていました。
・・・というわけで、私の前にいたお客さんは3人でしたが、3人が切符を買ったり、買わなかったりで券売機の前を立ち去るまでに12分経過していました。
私は、自分が乗車する特急列車が出発する20分前にその駅に到着していましたが、こういうことがあったのでさほどの時間的余裕は残りませんでした。1本後のバスで駅に向かっていたら、乗り遅れていた可能性が十分考えられます。
さすがにこうなるともう紙の切符を使わないことにして、チケットレスサービスに切り替えようかなとすら思いました。それが一番いいんでしょうね・・・。
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