題名の通りで身も蓋もない話ですが男は臭いです。事実なのですから仕方ありません。男は臭いです。

中学校の柔道場の臭い。あれは今も思い出すほど臭かった。本当に臭かった。

なぜこんなことを私は記事にするのか。それは、マラソン大会に出場してそのことを思い知ったからでした。

まず2024年1月の大会。これは30km走るという企画。フルマラソンの前哨戦として持って来いな秀逸な企画です。マラソン大会はだいたいそうですが参加者の9割は男。
で、私はけっして速い方ではないのでたくさんの男というかおっさんが私を追い抜いて行きます。

彼らは一様に臭いのです。
露骨に臭う、というわけではないのですが、抜かされるたびに同じ臭いがしています。これは日本のおっさんに共通する臭いと言っても過言ではないでしょう。大学生くらいの男からはそういう臭いはしません。でもある年齢(40代後半くらい?)からきまってその臭いがするのです。何百人に抜かれて(1周5kmの公園をグルグル回るルートなのでそうなる)、ほぼ常にそうだったのでこれはもう統計的にも裏付けられたと見て良いでしょう。なんというか、土っぽいというか埃っぽいというか枯草のような臭いというか、それらがすべて入り混じったような臭いというか・・・。


男の臭さ。後頭部からの臭い

相対していると、そういう臭いはしません。私を追い抜いて行くときに背中から漂う嫌な臭い。私は走りながら「この臭いはどこから発生しているのだろう」と鼻をクンクンさせていました。そして分かりました。後頭部からこれは出ていると。そして追い抜かれるたびにほぼ確実にこの臭いがするのでした。男、臭い! マジで臭い!! それが私が30km走るイベントに参加した偽らざる感想でした。

その翌月。私はフルマラソンの大会に出場しました。こちらは同じルートをグルグル走るという設定ではなかったので何百人に追い抜かれるということはなかったのですが、それでもやはり中高年の男に抜かれる都度、やはりほぼ確実に枯草のような臭いが鼻に残りました。

フルマラソンは無事完走したもののやはり男の後頭部は臭いという印象は不動のものとなりました。

その後。私は駅やビルのエスカレーターで男の後ろに立つと、「あ、あの臭いがする」とやたらとこの臭いにばかり敏感になってしまいました。最悪です。気づかぬほうが幸せでした。

調べてみたところ、やはり男の後頭部は臭う、そういうもののようです。

「ミドル脂臭」は、30代半ば~50代半ばのミドル男性で最も強くなります。「ミドル脂臭」の原因成分は「ジアセチル」で、これは汗の中の乳酸が、皮膚上の常在細菌(ブドウ球菌)に代謝されることによって発生します。「ジアセチル」と「皮脂臭(中鎖脂肪酸)」が混ざることで、不快な「ミドル脂臭」となります。後頭部・頭頂部・うなじを中心に発生し、使い古した油のような臭いが特徴です。

(マンダム公式サイトより)
自分もいずれそういう臭いを漂わせるようになるのでしょうか。それともすでに漂わせているのかもしれません。対策として・・・、外出前にはせめて後頭部を水で洗うとか、最低限のことをやっておくようにしたいと思います。