最初のパラグラフの定義がもろﾜｲ。やっぱりﾜｲって陰キャなんや・・・。

こういう性格をコンプレックスに感じる人も多いでしょう。ところが私はある時、自らのコンプレックスを逆手にとって見事に成功したというエピソードを知って奮起しました。奮起しても何もできませんでしたが・・・。

コンプレックスを逆手にとって成功したオードリー・ヘプバーン

女優として数々の映画に出演したオードリー・ヘプバーン。大成功を収めたあとは、世界中の恵まれない子供たちのために活動を続けました。その彼女にもコンプレックスとか、誇れないと思っている部分がありました。例えば、戦時中のオランダで生活していた（極度の物資不足がドイツ占領期間中継続していました）ため、その影響で太れない体になってしまいました。体はやせ過ぎ、顔は四角、鼻は大きい、身長は高くて女性っぽくない、胸は小さい、足が大きい・・・。

そんなことないよー！　とAKBファンじゃなくてもツッコミたくなります（注：2015年の総選挙のときに客席からたくさんそういうツッコミが入っていました。渡辺麻友さんのファンである私は現場でそれを聞いていました）。でもオードリー・ヘプバーン自身は本気でそう感じていたようなのです。

そして彼女が若かったころは、いわゆる「美しい女性の基準」というのは上記の特徴の逆を行くこと。例えばマリリン・モンローのような・・・。

そして彼女はどうしたか。女優を辞めた？　いえそんなことはありませんでした。自分が美しくないと思うところを、美しいと認めてもらえるように精一杯の努力をしたそうです。やせ型の体形でも綺麗に見える着こなしを考案したり、メイクを工夫したり・・・。彼女はあるとき気づいたのでしょう。女性らしさは何も体だけのことではなく、木からリンゴを取るしぐさ、車から降りるしぐさ、そういう小さな積み重ねも女性としての美しさにつながっていくと。

こうした細かな改善を積み重ねた結果、オードリー・ヘプバーンはいつしか「永遠の妖精」とまで言われるようになりました。要するに彼女は自分の努力で「美の基準」を作り出し、またそれを世界の人々に認めさせてしまったのです。

彼女の足跡を見ていると、「顔が四角いからブス」というわけではないことがわかりますし、ならば「
陰キャだから悪いことだ」というわけでもないでしょう。そもそも陰キャと「悪」がそんな簡単に結びつくわけありませんね。「悪」と結びつくのはテロリストとか戦争犯罪者でしょう。たまたまそういう性格に生まれてテロリストと同格にされてしまうなんてたまったものではありません。

いずれにせよ、「自分は○○だから駄目だ」と思うのではなく、それを「強み」に変えてしまうことができる可能性だってもちろんあり、すべてはあなた次第だということなのでしょう。それにしても「ローマの休日」に登場するアン王女（もちろんオードリー・ヘプバーンが演じています）は本当に美しかった。努力と工夫で本当に人は変わっていくんですね・・・。