陰キャ。私みたいなキャラのことを言うのでしょう。このブログは「友だちいない研究所」。つまり私は友だちがまったくいません。・・・なんていうことをずっと書き連ねて早6年。6年間ずっと友だちができませんでした。これは予言の自己実現というやつでしょうか。予言の自己実現とは、予言をした人が、その予言を信じて、「それに沿った行動をする」ことで、実際にその予言が実現してしまうことを言います。 「為せば成る」とか言ってチャレンジしてみたら本当に成功した、というのが典型的な例でしょう。

「友だちいない」→自分は陰キャだと思う→だったら友だちいなくていいや→本当に友だちができない

という、このブログの管理人という立場からしてみれば理想的なサイクルが形成されています。よかった!

ところで、最近は人手不足を背景に様々な業種で有効求人倍率の高止まりが続いています。

厚生労働省が30日発表した2023年の有効求人倍率は1.31倍と、前年から0.03ポイント伸びた。上昇は2年連続だ。新型コロナウイルス禍から雇用環境が回復したが、伸び率は前年より鈍化した。総務省が同日発表した23年平均の完全失業率は2.6%と横ばいだった。

有効求人倍率は全国のハローワークで職を探す人に対し、1人あたり何件の求人があるかを指す。21年に1.13倍まで下がったが22年に1.28倍と反転し、今回はさらに改善した。コロナ前の19年水準(1.60倍)には届いていない。

(日経新聞2024年1月30日記事「23年の求人倍率1.31倍、2年連続上昇 失業率は2.6%」より)
コロナ前には及ばなくても、かつてのような就職氷河期のような厳しさはありません。
そんな中でも、やはり陰キャは自己PRで何を喋ればいいのかわからない、そもそも人と喋りたくない、という私のような人間は就職活動で尻込みしがちです。一体何を自己PRすればいいのか・・・。


陰キャの就職活動自己PR

ざっと思いつく限り、次のようなことをなるべく丹念に調べる、誠意を込めて喋るくらいしか方法が

まずあなた自身の強みやできること、得意なことを冷静に振り返り、自分が得意なことや興味を持っていることが活かせそうな業界・企業をチェックします。

面接での喋り方も重要でしょう。陰キャでも、多少練習することで印象を良くすることができます。私は何か人前で喋らなければならないときは、自宅の台所で台本のようなものを読み上げています。一人で喋るのはなんだかやりづらいものですが、やらないよりはずっとマシです。練習やトレーニングを通じて、他者との円滑なコミュニケーションができるように心がけましょう。

陰キャを言い換えて「熱心になにかに取り組むことができる」ということにしてしまうのも手ですね。過去の実績や経験を元に、具体的な事例を挙げて何がどううまくいったのかアピールします。これにより、あなたの能力や成果を具体的に伝えることができます。ポイントはポジティブな言葉を選ぶことです。自分の強みや経験を伝える際には、ポジティブな言葉を選びましょう。「〇〇したくなかったので、これにしました」のような言い方をしてしまうと、「人事異動で向いてない仕事が回ってきたらどうしますか」という質問が絶対に飛んできます。答え方に失敗すると落ちます。

また、「熱心になにかに取り組むことができる」にからめて就職活動中に学びを求め、成長している姿勢をアピールすることも重要です。新しいスキルや知識の取得、セミナーや研修への参加などを挙げ、自分を向上させている姿勢を訴えれば「こいつ、本当になにかに熱心に取り組む奴だな。財務とかに向いていそうだ」のように(あなたが本当に財務に向いているかどうかは別として)評価が高まることでしょう。

しかし志望動機の明確化が一番大事でしょう。なぜその企業や職種に興味を持っているのか、それを明確に伝えることで、あなたの意欲や熱意が伝わります。企業研究をしっかり行い、具体的な理由を述べるべきです。正直な話、働いてみたい会社なんて世の中に一握り。それが現実ですが、そういう本音を察知されたら一巻の終わり。自分はこういう人物です。これができます。御社ならそれが活かせます。だから、ぜひ御社で働いてみたいです。・・・のように筋が通った話ができれば、内定を貰える可能性は一気に高まります。(というか、そういうロジックを一貫させられない人は一定数いる。)

要するに陰キャは陰キャなりの戦い方をするしかないということですね・・・。身も蓋もない話ですが。