曲がりなりにも一応フルマラソン完走を目指している・・・ということになっている私ですが、「めちゃくちゃ辛いらしい」「今の自分にはまだ無理だ」などと色々理由をつけて避けまくっていた私。
あるとき帰省したら「お前、これに出てみないか」と父からフルマラソンの大会のチラシを見せられ、「こりゃ逃げられないやつだ」「ここで逃げたら、『なんだ、出ないのか。度胸がないな』と思われて終わりだ」と思いました。
というわけで私はそのフルマラソンにエントリー・・・、はしないで、別の(もっと早くに開催される)別の大会にエントリーしました。
が、いきなり42.195kmを走るのは無謀です。調べてみたところ、事前に30km程度を走ってみて、何キロ地点で自分のコンディションはどうなっているのか実際に体験してみるのがよいということが分かりました。
そして参加したのが、2024年1月6日、立川の国営昭和記念公園で開催される西東京30Kというイベント。
これは・・・曲がりなりにも完走したものの、辛かった・・・。
備忘録的に、自分の体験を書きとめておきます。
20km超えたあたりから辛かった
画像がちょっと見づらいかもしれませんが、私の記録は以下のとおり。まあ大したものではありませんね・・・。
が、だんだんとペースが落ちてゆき、25kmに差し掛かるともはや青息吐息。1km走るのに7分かかっているという状況です。
私はこれまで20kmまでは走ったことがありました。このときは「辛かった。長かった。途中で飽きた」という素朴な感想しかありませんでした。が、20kmを超えたあたりから苦しみが始まりました。呼吸は苦しくないのに、なんとなく腰から足のあたりにかけてジンジンという気だるい痛みのようなものを感じるようになりました。そして、足が思うように前に進まないのです。
このことは色んな人の書籍だったりブログだったりYouTubeだったりで散々解説されています。
それと同じことが私の体にも起こりました。同じ人間だから当然ですね。要するにエネルギーが尽きたのでしょう。もしかしたら最初にペースを抑えていたらもうちょっと苦しみは緩和されていたかもしれません。私なりに朝からおにぎりを食べたりバナナを食べたり、会場で配布されるアミノバイタルを複数回飲んだり、給水地点では欠かさず水やスポーツドリンクを飲んでいましたが、とにかく力尽きました。辛かった。辛かった。
最後のほうはもはやちょっとした登り坂にすらイラっと来て、「この坂本当に必要なのか!?」などと腹を立てながら走りました。今の自分なら「乃木坂・・・。日向坂・・・。」などと余計なことを考えられますが、その時の自分は坂道に殺意しか感じませんでした(狂っている)。そしてちょっとずつゴールが近づき、なんとか一度も歩かずにゴール!
帰り道は無言でした。一人で参加し、一人で帰るわけですから無言なのは当然ですがとにかく心の中も無言でとにかくさっさと家に帰ってシャワー浴びて昼寝しよう、それ以外のことは何も考えられませんでした。
これでもまだ地獄の一丁目でレースが終わったという感じです。フルマラソンだとここからが本番であり、もはやインパール作戦というかガダルカナルというか硫黄島というか沖縄というか本土決戦というか一億玉砕というか、私は一体どうなるのか怖くて想像もできません。なんでこんなスポーツを始めてしまったのか・・・。

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