今の世の中、仕事でパソコンを使うという人は大変多いでしょう。昔の記録を探そうとして、書庫で古い段ボールを開封して過去の稟議書を調べると、1990年代までは手書きがメインでしたが、どうやらWindows95以降に職場にもパソコンが普及し始め、WordとかExcelとかの書類に切り替わります。
定年退職したAさんとかBさんとかの筆跡で「〇〇のことについて決裁を求めます」などと書いてあるのを見ると、ああそうか、この人は当時そういう仕事をしていたのだという気になります。
稟議書の文章というのはほぼパターンが決まっており、「品川支店ビルの落雷被害に伴う社屋屋根修繕工事について、見積仕様書に基づく3社見積の結果A社が最も安価な価格を提示してきたため、A社に発注いたしたく決裁を求めます」のように誰が書いても同じようなところに落ち着いていきます。
他方でメールとか、報告書などではない文章は人の性格が現れ、模倣は困難です。筆跡のようなものですね。
「どうも! 熱海支社の坂本です!! 出張申請の件、ヨロシク。。。」
「人事部の梨本です。お世話になります。ご質問の件でご連絡させていただきました」
「出張お疲れ様! お土産楽しみにしています☺」
少なくとも私は1番目と3番目の文章は絶対に書けそうにありません。ヨロシクだなんてカタカナにするなんて意味不明ですし、出張に出かけた人に対してお土産を要求する気にもなれません。
しかし一番困るのが、5W1Hがなかったり、曖昧だったりして、具体的に何のことを言っているのか意味不明な文章です。これを書いた人は頭の中で何かしらの意見があったはずなのですが、文字としてその思考を表現した際に、第三者が見てもわかる書き方になっておらず、読み手をただただ困惑させるばかりです。そういう文章が羅列されている業務手順書を手渡されたら卒倒します。
時折、私のブログにもそういう謎コメントが投稿されます。
「中国政府は〇〇を使い〇〇を弾圧し〇〇しようとしているため、云々」
これはまだわかります。要するに中国政府を批判したいのでしょう。書かれている内容が間違いない事実かどうかは別ですが。
しかし「嘘つけ阿呆。」というコメントが投稿されたときには首をかしげました。
このコメントは
に投稿されたものです。
具体的に、この記事のどこが嘘だとこの投稿者は認定したのでしょうか。ドラクエIVでクリフトがザラキを連発することか。ボスにはザラキが通用しないことか。私がウェルスナビに投資を任せ、40%のリターンを得ていることか。記事で引用した、池上彰さんの著作に記載されていることなのか。あるいは安倍首相(当時)が「平成の次の元号には『安』の字を絶対に使うな」と指示していたことか。明治、大正、昭和、平成という元号は中国の古典からの引用だったことか。
しかしながら、「嘘つけ阿呆。」というコメントには具体性が著しく欠けており、「この記事にはボスにはザラキが効かないとあるが、キングレオが『こごえるふぶき』を使った直後なら、30%の確率でザラキが有効である。出典はエニックス発行の公式ガイドブック(1992年発行)p.127である」のような指摘なら有意義であり、そのようなコメントは大変ありがたいものですが、どこがどのように事実ではないのかがまったく書かれていないため、何もわかりません。仕方ないので落書きのようなものだと認定し、このコメントは不採用。削除しました。
察するにこの投稿者は「嘘つけ阿呆。」という攻撃性の高いコメントを投稿する点から見て、過去に例えばヤフーニュースのコメント欄に面白半分で乱暴な文章を書き込んだことがあるのではないでしょうか。
それにしても、私のこの文章も根暗な感じが現れていると思います。文章は本当に性格が出るんですね・・・。
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