以前の記事「マッチングアプリで詰めの甘い業者現る」で、マッチングアプリに実装されているメッセージ機能ではなく、なぜかメールでやり取りを希望する者が現れたという話をしました。
その記事はこう締めくくられています。

つい「使い捨てのメールアドレスを使っているのはなぜですか」と返信してしまいました。が、これが業者だったら「しまった、次回からはまともなメールアドレスを作ろう」と学習のきっかけを与えてしまったことになります。しまった。自分も詰めが甘かったな・・・。

全然そんなことはありませんでした。返信はすぐに来ました。「Yahooのアカウントは数ヶ月前からロックがかかっていて、こちらのメールを使っています、変なメールアドレスですいません」ということが綴られていました。おいおい、数ヶ月にわたってロックがかかるわけないだろと思いました。

さらにメールが来て、「ワインとチーズの会があるのでご一緒しませんか」とも誘ってきました。「これは友人の家におすすめのワインを持ち寄るので無料です」、だそうです。変な奴だな。その友人にしてみれば私は赤の他人。赤の他人を家に招きたいと思う人っているんでしょうか。私なら絶対に嫌です。それに、マッチングアプリで知り合ったのに一対一で会うのではなくて、一プラスその人の知人多数対私一人というのは不自然な組み合わせです。

でもブログのネタになるからよかろうと思い、「わかりました。その前にお茶でもいかがですか? ところで、そのワイン会は、皆さんどんなワインを持ってきていらっしゃいますか。また、あなたのことは〇〇さんと呼べばよいですか?」と返信しました。

また返信はすぐに来ました。「11時くらいからでどうですか?」

おいおい、ワインと呼び方への回答はなしかよ。変な奴だな。まあわざと答えないんだろうな。そう思いつつ「わかりました。集合場所は〇〇でいかがでしょう?」。

また返信はすぐに来ました。「それなら友人が近くでお店をやっています! 予約取りますか?」

友人のお店。怪しい。マルチ商法の勧誘の雛形が、「脱サラして企業した」という「尊敬している先輩」が現れて自分の店とかベンツとかタワマンを見せびらかすというやつ・・・。

私も10年ほど前にそれで大崎広小路駅の隣にあるビルの飲食店のパーティーに呼ばれたことがあります(アホかと)。その後田町のタワマンに呼ばれたり、しまいにゃ品川駅前のファミレスで延々とマルチ商法の説得を受けたことがあります。「君、アムウェイって知ってる? 僕たちはあんな怪しいビジネスじゃないんだよ」と説得され、「は? アムウェイって何すか?」と(その時はほんとに何も知らなかったので)答えると「えっ、アムウェイを知らないの!?」と逆に驚愕されました。

そしてセミナーに誘われました。「◯月◯日って、空いてる?」
私はそこでブチ切れました。AKBの総選挙の日であり、私がいたく応援する渡辺麻友さんが1位を賭けて背水の陣で挑む乾坤一擲の日だったからです。


ふざけんな!!


今にして思えば大人げない対応でしたが、渡辺麻友さんに変なビジネスをぶつけられた気がして激怒して立ち去りました。渡辺麻友さんはその後調布スタジアムで見事栄冠に輝きました。よかった! (アイドルも集金ビジネスみたいなものですが、私は分かったうえで渡辺麻友さんに投票しています)

「それなら友人が近くでお店をやっています! 予約取りますか?」に話を戻します。どうせ怪しい店だろうと思い「何ていう名前のお店ですか?」と質問すると、「友人の返信待ちです」。おいおい、俺は店の名前を質問したのであって、予約してくれなんて一言も言ってないぜ。

仕方ないので「私は『何ていう名前のお店ですか?』と質問しましたが、まったく噛み合わない返事をしてきたのはどうしてですか?」と問い詰めました。もちろんわざとです。

翌日、「ちょっと失礼ではないか」「真剣なお付き合いを念頭に置いて、貴方とメッセージをしていました」「お食事会は一人で行くことにいたします」という返事が来ました。普通のマッチングアプリユーザーなら嫌なメッセージなら途中でブロックするのが平均的なパターンなのに、わざわざ返事をしてくるということはそれ自体が釣りでしょうね。もういいでしょう。私は次のように返しました。(女性からのメールは原文ママではありません。この記事では必要最低限、表示させています。)

率直に言って、あなたの言動は客観的に言って他人を信用させるものではありません。

1.アプリアカウントで本人確認済みマークがない
9割以上の女性は本人確認を済ませています。あなたにはそれがありません。

2.メールアドレスでのやり取りを求める
アプリのメッセージは、アプリ運営側により常時監視されています。
メールでのやり取り=アプリ外のでやり取りを求めるということは、アプリ運営側にそれを見られたくない事情があるものと推察されます。

3.使い捨てのメールアドレス
「Yahooのアドレスが、ロックがかかってしまい、数ヶ月前より使えない」
とのこと、Yahooのアドレスは、一時的にロックがかかった場合であっても一定期間を経れば再度ログインが可能となります。
無理にYahooでなくてもgmailなどのアカウントを取得可能であり、これから知人関係になる可能性がある人に対して、使い捨てのアドレスを用いて連絡すると、不信感を抱かれるだろうと想像しなかったのでしょうか。

4.私の質問に(わざと)答えない
あなたは、以下の私の質問に答えませんでした。
「また、普段皆さんはどのようなタイプのワインを持参していらっしゃいますか? 
私が持って行くワインを決めるうえで参考にできたらと思います。
また、引き続き〇〇さんとお呼びすればよろしいのでしょうか?」
これに対して「いえいえ、今〇〇の現場を担当している真っ只中でこんな時間にごめんなさいね汗」という返事をしてきましたが、私の質問への回答になっていません。

さらに、
「カフェは予約取りますか?知人のお店が近くにあります」
について、私は「何ていう名前のお店ですか?」と質問したものの「友人の返信待ちです」という回答をしてくる様子から見て、お店の名前をわざと答えない意図があると疑わざるを得ません。


5.話が違う
当初、「ワイン&チーズ会」が予定され、これは「ワイン会は友人の家のホームパーティーなので、無料です。代わりに自分のおすすめのワインを持っていくスタイル」と説明がありました。
しかし、あなたは既報のとおり
「 ご飯会も、無料の枠があり、通常は一人8000円です。」
と書かれていました。

「友人の家のホームパーティーなので、無料」

「無料の枠があり、通常は一人8000円」
は併存できるセンテンスではありません。(注:ホームパーティーがいつの間にか食事会ということになっており、社長(女性の友人か?)の厚意で私を1名限定の無料枠に入れるつもりだったらしい)

「女性にそのようなメールは今後しない方がよろしいかと思います。」
とありますが、女性だからこのように伝えているのではなく、
整合性のない文章ばかりが連なっているので、このようにお伝えしています。

なお、あなたのメッセージは特定の業界に属する方のコミュニケーションパターンに似通った特徴がありますが、本来の目的を顧客に告げずに面会の約束をとりつけ、勧誘行為をすることは、特定商取引法で禁止されていることを確認しておきます。

以上
それにしても、整合性のないメッセージってどうやって書けるのでしょうか。ホームパーティーがいつの間にか食事会になり、参加費8,000円なのに私だけ無料になったり、書いていておかしいと気づかなかったんでしょうか。知らんけど。