ワインというと一本2,000円~3,000円くらいのイメージがありますが、実際には500円くらいからまあまあのものが販売されています。チリワインは安旨ワインとして有名で、これがワインの本質をすべて語り尽くしているはずもないのですが、ビギナーにとっては財布に優しく、大体それっぽい味わいを楽しむことができるのでありがたい存在です。
ただチリワインはこの国の土壌がそうさせるのでしょう、力強いといえばそうですが埃っぽい味わいなのが玉に瑕。本当に埃っぽいのかね? と思われた方、同じピノ・ノワールというブドウ品種でブルゴーニュとチリで飲み比べて見てください。私の言わんとするところがたちどころにおわかりいただけるはずです。
チリワインはもう大体飲み飽きた、ワンランク上のワインを飲んでみたいとなったときにおすすめしやすいのがモメサン・メルローです。
モメサンというと、150年を超える歴史があるフランスの老舗ブランドであり、なにやら「英国王室御用達」だと商品のポップに書いてありました。このブランドのおそらく最上級シリーズをエリザベス女王は飲んでいたのでしょう。知らんけど。
モメサン・メルローは女性にもおすすめしやすい
英国王室御用達というと1本3万円くらいするんじゃないかと思うかも知れませんが、私がスーパーでよく見かける(というか、他にもカベルネ・ソーヴィニヨンとかピノ・ノワールもあるらしいがなぜかメルローしか見たことがない)モメサン・メルローは1本1,000円程度。本格的なワインを楽しもうとすると当然その2,3倍の出費は覚悟しなければならないことを考慮するとこれまた良心的価格と言えるでしょう。
このワインの特徴は、口当たりがすっきりしていてかなり軽いこと。赤ワイン特有の渋みはかなり抑制的で、たとえばボルドーワインのようなどっしりとした重厚感はありません。女性は(私が知る限りは)この重さを嫌気してあまり赤ワインを飲もうとしませんが、このモメサン・メルローはメルローというブドウ品種のよい面を十分引き出しており、軽さと同時にシルキーな口当たりの良さや気品すら漂わせています。
もしこれに食事を合わせるとしたら鶏肉やカルパッチョ、むきえだ豆などがいいでしょう。
鶏肉やカルパッチョは分かるとして、むきえだ豆とはこれいかに? じつはこれにオリーブオイルを垂らすとなんとなくオリーブっぽい味わいを楽しめるという優れもの。イオン系列のスーパーならプライベートブランドが格安で手に入ります。もちろんビールとの相性もぴったりで見かけたらとりあえず買っておくくらいでもまったく問題ないでしょう。
このブログでも何度か記事化したとおり、ワインは生育地の土壌や気候、造り手のポリシーによって同じブドウ品種でも味わいがガラリと変わるのが特徴です。一度飲んで美味しくなかったからといって、あなたがワインを受け付けない体質だとは限りません。よく聞く話が、居酒屋のワインを飲んだら二日酔いになったというパターン。いえ、居酒屋のワインなんて1本400円程度の謎品質で、ワインとは似て非なるものです。缶コーヒーとスタバのコーヒーはまるで違います。それと同じです。
ほんまかいなと思った方は一度このモメサン・メルローを試してください。どうせ1本1,000円ですからたいして懐も痛みませんしね。
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