世の中には親切な人がいるもので、私が寝ていても漫画を読んでいても役に立つ情報を提供してくれます。本日私がメールで受信したマイナポイントのお知らせもその一つ。どうやら今月末が締め切りのようです。この記事を書いている時点で9月28日ですからギリギリ! やばい!!


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今回の加算ポイントの有効期限は、2023年9月31日まで。

・・・ん? 9月って30日で終わりじゃないの? 


まあいいでしょう。親切な人が急いで作ってくれたメルマガ(?)なのですからこれくらいの誤字脱字や勘違いは仕方ないでしょう。すぐにサイトにアクセスします。


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ミナポイントとかいう謎のポイントが出てきました。

ドラクエをプレイしているとミナデインという呪文が出てきますがその同類でしょうか。これまで散々マイナポイントマイナポイントと連呼してきて、最後の最後でミナポイントとかいうチープな間違いをやらかしています。

このサイトは一見まともに作ってあるものの、「総務省」のロゴをクリックすると総務省のHPにジャンプできるわけではなく、単に画面の上に移動するだけだとかいう、ガバガバな作り。前は立派、後ろはお尻が丸見えという貧ぼっちゃまみたいなサイトです。まあこういうサイト、嫌いじゃないですけどね。でもミナポイントとかいうミスをやらかすあたり、作る側としてもあまり真剣味が感じられません。日本語とかサイト設計に詳しい日本人を指南役に雇えば・・・、ゲホゲホッ!!

ちなみに私は以前大学入試関係の仕事をしていたことがあり、「偽造」というものに(私の意志とは無関係に)まれに関わることがありました。残念ながら中国からの留学生は成績証明書とか卒業証明書というものを偽造することが非常にしばしばあるらしく、ある美大の職員さんからは次のようなエピソードを私に直接教えてくれました。

「つい先日、東京◯術大学の入試課から電話がかかって来たんです。『御校の卒業生から本学大学院への出願を受け付けたんですけど、卒業証明書のコピーを取ったときに「複写」とかのけん制文字が浮かび上がってこないんです。これはそういう仕様ですか?』えっ、一体なんだろうとよく聞いてみたら、うちの大学を卒業したと自称する中国人留学生が、卒業証書を大学のロゴから卒業証明書のフォントから、何から何までコピーして偽造してたんです。さすがにけん制文字までは再現できなかったみたいですが」

なんだか恐ろしい話ですが、そういう偽造は到底一人の素人の力でできることではなく、証明書を偽造するための組織があることは想像に難くありません。そしてそういう組織に普通の学生がアクセスして金を払ってウソの学歴を捏造して日本の大学・大学院に進学していくのです・・・。

今回のミナポイントのサイトはそこまでの完成度ではありませんでしたが(だからいちいちブログ記事にするのもどうかと一瞬ためらった)、おそらくこのサイトの作者も中国人なんだろうなというのは大体想像がつきます(べつにフィリピンやベトナムでも何でもいいのですが)。ひと頃、香港に行くと「社長。時計。偽物。安い。見るだけ」とやたらとローレックスの偽物を売りつけてくる男が沢山いましたが(今もいるのでしょうか?)、あの国はそういう国なのでしょうね・・・。