タワマンというと多くの人が一度は暮らしてみたいと思うもの。しかし陰キャである私はタワマンには絶対に住みたくないのでした。確かに眺望がいいとか、高級感ある物件に暮らしているということがプレステージになって人に自慢できるとか、いろいろメリットがあるかもしれません。そういうメリットを超越して、私はタワマンに住みたいとは思いません。むしろホビット穴のほうがよほど居心地がいいと思います。


タワマンに住むデメリット

陰キャな私にしてみればタワマンはデメリットばかり。
たとえば・・・。

1.エレベーターが嫌
タワマンというのは通常20階以上の高さを備えたマンションのことを指します。高いフロアに住めば住むほど格上だとみなされます。だから謎に1階の人よりも2階の人が偉くて、最上階の人がカースト最上位だということになっています。おかしいな、天は人の上に人を造らず・・・? でも1階に住めば火災とか地震が発生したときにすぐ逃げられますよね。むしろ低層階のほうがいい気がします。
ともあれ高いフロアになればなるほどエレベーターに依存することになります。でも外出のたびにエレベーターを使う、赤の他人と狭い箱のなかで空間を共有するなんてまっぴらです。朝の出勤時刻なんてエレベーターが混雑するに決まっています。毎朝電車だけではなくエレベーターでも満員になり、そもそもみんなが使いたがる時間帯にエレベーターが都合よくやってくるはずはありません。まず、朝が不愉快。

2.音が響きやすい、うるさい
タワマンは実は音が響きやすいという欠点があります。普通のマンションと比べて軽く設計しなければならないためです。一般的にマンションに使われているのは湿式壁というもの。が、タワマンの壁材には石膏ボードとかケイ酸カルシウム板とかいう素材が用いられており、遮音性能が湿式壁よりも劣っています。ヴァイオリンを弾くワイにしてみれば「音がうるさい」とか言われてクレームがついたらたまったものではありません。

また、高いフロアに住めば住むほど周辺に音を遮るものがなくなるので遠くの音が聞こえてしまいます。ずっと向こうを走るトラックの音が夜に聞こえてくるなんて、もはや不幸。

3.そんな設備いらん
ラウンジとかジムが併設されていることもあるのがタワマン。でも友だちいないワイにしてみればラウンジなんて絶対につかうことがありません。ジムも嫌です。走ったり泳いだりするなら黙々と誰とも関わらずに集中したいです。そんな不必要な設備の文まで家賃が発生するなんて無駄の極致。


ホビット穴に住むメリット


1.低層階だ
要するに出たいときにすぐに出られ、入りたいときにすぐに入れるのは嬉しいです。というか、自分の家ですからそれが当然の姿でしょう。出入りするという単純なことにエレベーターとかいう他人の利用状況に左右される道具を毎日使うのってストレスじゃありませんか。

2.半分地下だから防音効果が抜群
ホビット穴は丘の斜面をくり抜いて地面に並行に掘っています。アリの巣みたいに地下へ地下へ進んでいくわけではないのです。
周りを土で遮断しているわけですから防音はバッチリ。全力でヴァイオリンを鳴らしても問題ないでしょう。ただ土が音を吸収しそうなのは玉に瑕。木で囲まれていればコンサートホールみたいな残響を得ることができたでしょうね。

3.半分地下だから暗い感じ
タワマンは眺望がウリ。だから高層階が人気なんですね。夜景を見ながら高級ワインを飲むなんてドラマかよ。でも私はエッフェル塔だろうが東京タワーだろうが高いところに登って感動したことが一度もありません。だから観光地でなんとかタワーとかいうところに登ることはめったにないです。それに夜景が素晴らしいってことは特に夏は日差しがきついってことですね。なんだかデメリットがメリットを遥かに上回る気がします。

その点ホビットの穴は半分地下だから余計な日光は遮られます。長期熟成を目指す高級ワインもそういうところに保存しますよね。静かで暗い=いいことに思えてなりません。

ここまで書いて思い当たったのは負けが確定した昭和天皇もヒトラーも最後は地下に住んでいたということ。昭和天皇が避難していたという地下壕は湿気がひどかったと伝えられています。ヒトラーはヒトラーでソ連軍が迫る中、愛人エヴァ・ブラウンと結婚してそのあと自殺してしまいました。そう思うとホビット穴も半分地下ですから長く暮らしているうちに想像もしないようなデメリットがあるのかもしれません。でも私は陰キャですから、タワマンとホビット穴どっちに住みたい? と聞かれたら絶対にホビット穴と答えるでしょう。