わが国が誇るドッ硬派青春重厚群像劇、『ラブライブ! スーパースター!!』。これに並ぶ作品は『ベン・ハー』『ロード・オブ・ザ・リング』くらいしか思いつきません。ということは『ラブライブ! スーパースター!!』はもはや日本だけではなく、人類共通の至宝といってよいでしょう。
2023年には『ラブライブ! スーパースター!!』の3期生にウィーン・マルガレーテが加入することが発表されました。そして6月には自己紹介動画が公開されています。私はこの日が来るのを鶴首の思いで待ち望んでいたのでした。
そら見ろワイの推し公開3時間で200万回も再生されとるはwwwhttps://t.co/D1Okm9r881
— ぼっち (@3_bocchi) June 9, 2023
プロフィールを抜粋すると、
身長 161cm
趣味 お菓子作り、クラシック音楽、クレー射撃
特技 歌、ヴァイオリン、射撃
好物 チョコレート
好きな言葉 初志貫徹
好きな教科 外国語、数学
趣味にクラシック音楽。これはわかります。何しろウィーン出身(ウィーン出身で名前がウィーンというのは紛らわしい)ですから、幼い頃からモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトらの音楽を聴いて育ったのでしょうし、音楽一家に生まれたのならなおさらです。クレー射撃。麻生太郎氏の特技でもあります。気に入らない奴を後ろからバキューンできますね。
特技にヴァイオリン。歌だけじゃなかったんだ! 呆れるほど難しいのがヴァイオリン。私も毎日弾いているもののさあっぱり上達しません。同じ弦楽器でもギターの10倍は難しいです(私はエレキギターでポルノグラフィティや椎名林檎の曲を弾いたことがあります)。でもこの演奏困難な楽器を弾きこなすというのもウィーン・マルガレーテらしいですね。一体どんな曲を弾いているのでしょう?
ウィーン・マルガレーテがいかにも弾きそうな曲
曲がりなりにも音楽一家出身で姉もどうやら音楽家として活躍しているらしいという設定上、ウィーン・マルガレーテの腕前も中途半端なものではないと考えられます。
となるといかにも弾きそうな曲は・・・。
1.パガニーニ『カプリース』
これは全部で24曲あるうち一番有名な第24番。重音奏法や左手ピチカートなど超絶技巧が嫌がらせのごとく連続します。技術的にこれより難しい曲となるときわめて限られます。全24曲を自信を持って人前で演奏できるヴァイオリニストはプロでも限られるはず。そこはウィーン・マルガレーテのことですから華麗に演奏してくれるに違いありません。『ラブライブ! スーパースター!!』はあくまでもフィクションですからそういう設定だったとしても別にいいでしょう。私はあと15年くらい練習を続けたら24曲のうち1曲くらいはなんとか弾けるかなというレベル・・・。
2.サン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」
華やかな技巧が散りばめられた名曲です。これがバッハやベートーヴェンのような深沈とした味わいに富むかというと甚だ疑問ながらも、「ワイはこんなに上手いんやで」ということをわかりやすく見せつけるものだと思えば納得がゆくでしょう。一見難しそうに見えるものの、一応ヴァイオリニストの立場を考慮して指が動きやすい譜面に仕立てられているという親切設計。それでも難しいんですけどね・・・。
世の中の人全員がバッハの「シャコンヌ」とかブラームスの『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調』のような世界観を求めているわけでもないので、こういう「広く一定の支持を集めやすい唐揚げ定食」のようなものがないとヴァイオリニストは困ってしまうんです。
この曲の華やかさもアイドルとしてのウィーン・マルガレーテの魅力を引き立てるのにぴったりのはず。
3.メンデルスゾーン『ヴァイオリン協奏曲 ホ短調』
協奏曲もなにか1つくらいレパートリーに入ってるだろうと考えたときに、まず思い浮かべたのがモーツァルト。でもモーツァルトって上達の早い子供なら小学校低学年でトライします。東京藝術大学を狙うならそれくらいのペースが必要でしょう。というわけでメンデルスゾーン。大学入試でも、国際コンクールの本選でも課題曲に採用されがち。つまりそれくらいの完成度と難技巧を散りばめつつもポピュラリティがあるということ。理由は聴けばわかります。裕福な銀行家の家系に生まれ、音楽だけでなく絵画なども一流の腕前を持っていたメンデルスゾーンの作品はどれをとっても清冽な風が吹き渡るようで、しかもどことなく気品と哀愁を湛えています。
どこからどう見てもお嬢様な出自を考慮すると、ウィーン・マルガレーテはこの曲の全ての音符をきちんと磨き上げ、整理整頓された(お前は鬼塚冬毬か)演奏を披露してくれるに違いありません。
実際の『ラブライブ! スーパースター!!』第3期の放送予定は2023年6月時点では未定ながらも、私はこのような勝手な想像をしながら楽しみに待っている次第です。
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