陰キャ。「いんきゃ」と読みます。声に出して読んだ時の、この暗い響き。いんきゃ。いんきゃ。いんきゃ。いかにも友達がいなさそうで、けっして明るい性格ではないでしょうね。
かくいう私も陰キャの一人。あまりに性格が暗いので「友達いない研究所」というブログ(これですね)を始めました。いかに自分に友達がいないかとか大学でのぼっち体験とかを書き連ねて早5年。よくこんなに長続きしたなと我ながら思います。つまりそれだけ暗くて友達がいないといったネタが多いんですね。
今日も掘り起こしてきました。陰キャのファッションについて。陰キャの服装にはもしかすると致命的欠点があるかもしれない、というお話です。
え、チェックのシャツとかヨレヨレのリュックとかボサボサの髪とか色落ちジーンズとか汚いスニーカーとか、マジックテープのポケットとか、サイズガバガバとかでしょ? しかも数人並ぶとみんな同じファッションだったりするんでしょ?
それもたしかに当たっています。とりあえず例を挙げてみましょう。

うーん、これは陰キャというよりオタクかな。
「ベーシックな楽チンおしゃれ術だけど」。
っておいおいこれのどこがおしゃれなんだよ! なんだか清掃員みたいな格好じゃないか! ほんとに作業をするときに着るならともかく、私なら絶対に嫌。
とりあえずGUでもユニクロでもいいから、イオンモールとかららぽーとに入ってるような店で、1~2万円くらい出せばそれなりにベーシックなアイテムが揃うはずですから、まずはそういうのを集めてから自分のこだわりを徐々に出して行けばOKです。
陰キャのファッションの致命的欠点とは
では陰キャのファッションの致命的欠点とは一体何なのでしょうか。
それは、「ダサくても誰も指摘してくれない」という点です。
「この服いいじゃん」
「この服が落ち着くからOK」
「ジョブズみたいにいつも着る服を決めている」
「周りに合わせてそういう服を選んでいる」
服を選ぶ基準は大体こんなところでしょう。
しかし、そうやって判断するのは自分でも、評価するのは他人なのです。自分ではありません。あくまでも他人=周りの人です。
そして周りの人は心の中で「うわ、あいつの服マジでヤバい」「こいつファッションセンスなさすぎ」「クソダサい」と色んなことを考えます。そこまで明確に言語化しなくても「なんかダサいな・・・」とか「年齢と服が釣り合ってないな」とか、そういうイメージをあなたに対して抱きます。
でも、何も言いません。子供なら思ったことをすぐ口に出しますが、大人は思ったことを言いません。だから大人なんですよ。そしてダサいあなたは誰からも実は自分が超絶ダサいということを指摘されないまま「これでいいんだ」と勝手に勘違いを深めていくのです。
でも安心してください。他人はそんなあなたのことを特にどうとも思っていません。世界はあなたを中心に回っているわけでもないので当然ですよね。人はそれぞれやりたいこと、やりたくないことなど色んなことを心に抱えているのであなたの服がダサくても、自分に損害が及ばなければ何だっていいのです。
というわけで陰キャのダサい服は、実は自分がすごくダサいことに自分で気づかなければ一生そのままなのです。・・・ってこれってけっこう残酷な話だと思うんですけど、どうでしょう?
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